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宿命の交わる城

イタロ カルヴィーノ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309462387
ISBN 10 : 4309462383
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文学の魔術師、カルヴィーノが語る、タロットの札に秘められた宿命とは…?王、女王、騎士、兵士など、城にやってきた様々な人間たちの物語が、タロットの札を並べるがごとく紡ぎ出されていく。世界最古のタロットカードの中に、様々な人間の宿命を追求しつつ、古今東西の物語文学の原点を解読するカルヴィーノ文学の頂点。

【著者紹介】
イタロ・カルヴィーノ : 1923‐85年。イタリアの作家。第二次世界大戦末期のレジスタンス体験を経て、『くもの巣の小道』でパヴェーゼに認められる。『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』で寓話的・ピカレスク世界を描き、SF風の『レ・コスミコミケ』『柔かい月』など、世界の現代文学の最前線に立つ作品を残す

河島英昭 : 1933年生まれ。東京外国語大学卒業。東京外国語大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hagen

    タロットカードは占いの道具として古くから使われてきたツールツールらしいが、作者のカルヴィーノが利した創作の糧としてのカードが表現する図柄は、その配られた順序やカード同士の配置から無限大の物語りを紡ぎ出す機械として機能する。登場する人物たちがカードを机に配置しながら語り始める物語りの数々は、何かに操られた様に脈絡を越えた世界を映し出し昏迷した心境にさせられる。読み進めていくうちに、戸惑いに眩むのと同時に指し示された図柄から浮かび上がる世界観が、文字のリズムと歩調が合う事により読みの喜びを感じとる事が出来る。

  • 紫羊

    タロットカードをコレクションしていて、いろいろなデッキで一人占いをしている。タロット好きとしては読んでおかねばと思った。言葉の代わりにタロットカードをテーブルに置いて自分の人生の物語を語る登場人物たち、その物語とシェイクスピアの悲劇が、縦糸と横糸のように美しくも不吉に満ちた布を織りなしていく。リーディングの参考にと軽い気持ちで読み始めたが、一級の文学作品として堪能することができた。

  • 鳩羽

    森の城に偶然集った旅人たちは、自分の物語をタロットカードを使って語ろうとする。会食者たちは示されたカードの意味、絵柄からその物語を読み解いていくが、誰かの物語の一部が自分の物語の一部となり、やがてテーブルの上には縦横にカードが敷き詰められる。あらかじめ決まっていたかのように、過去の悲劇も未来の話も、すべてがその織り合わさった世界のなかに収められるのだ。読みものとしては終盤が複雑で息苦しい感じがするが、どの意味を引き出し、利用して物語るかという作業に参加しているように思えてくるのがエキサイティングだった。

  • kroon@きろん

    表紙のデザインも、中身(小説の企画)も企画ありき、に尽きる本でしょうか、最後の方で飽きて読み止めました。再読したら感想は変わると思います。

  • kaze

    城に集った声を失った客がタロットカードを並べて己の物語を語り合う。ある人が並べたカードは別の人が反対方向から読み解くと全く別の物語となって再構築される。そうやって、横に、縦に並べたカードが見事な物語のタペストリーになって完成した所は圧巻であった。しかし巷のタロット占いのカラクリを見たような気にもなった。が、後書きを読んで、そんな簡単なものではなかったと知る。カルヴィーノは何度も書き直したり中断したりで何年もかかってこれを書き上げたんだな。

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