読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• sin さん

  読了日：2014/05/14

  原典であるストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を忠実になぞっているせいか、全体に地味な印象はあるが、昨今のいわゆる奇をてらったこの手の作品に比べて筆に抑制が効いていて好感が持てる。原典のストーリーの合間を縫って文字通り伯爵と探偵が対峙するわけだが、原典の背景でなかなかの冒険が繰り広げられていたことになる。最後に白昼の危険をおしてまで満たそうとした伯爵のワトソンへの好奇心がこの作品で一番印象に残った。訳者あとがきは一部筆の滑った感はあるがなかなかの薀蓄で、ドラキュラ好きにはよい資料といえるのではないだろうか？

• こばまり さん

  読了日：2014/06/18

  Amazonで注文したらうっかり実家に届けてしまいました。子も子なら親も親。早とちりな母は、すわ未読のドイル作品があったとはと喜び勇んで読み始めた由。ちなみにそんな母の感想は「まぁまぁ面白かったわ。でも最後がねぇ（笑）」でした。同感！

• ほーすけ さん

  読了日：2014/05/26

  ヘルシング教授とホームズがプライド高くバチバチ光線、ドラキュラは何故か友好的？きっとホームズのファンなのね（笑）夢のトライアングルで楽しかったです。教授の出番が少なかったのは残念ですが、２大対決だから仕方がありませんね。最後にワトソン！好い奴だ〜(^-^)他のパロディ本『シャーロック・ホームズの宇宙戦争』も読んでみたい♪

• 雪之助 さん

  読了日：2017/10/11

  ホームズ、ワトスン、ドラキュラ伯爵、 ヴァン・ヘルシング...と、豪華な登場人物たちは、パロディならでは。 ドラキュラ伯爵の顛末を知った上で読みたい、その合い間にちょこっと関わったホームズ、ワトスンのストーリー。

• ぽま さん

  読了日：2012/08/29

  ヘルシング教授の退治譚にホームズを割り込ませた形を取っているパスティーシュ。正典と同じく地の文はワトスンによるため、ホームズ側の目線で物語は進んでいく。正典において、怪異譚の類いは真っ向否定しているホームズなので、本作中でもその点は（なるべく矛盾が無い様）フォローも入っている。推理ものというよりも活劇としての見せ場が多く、スピード感は抜群。オカルト的な気味の悪い雰囲気も○。しかし途中でホームズもこぼしているが、かなり色んな方面に金を握らせて突破口を開いている点は、少し引っ掛かからないこともなかった。

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