Books

海の仙人・雉始なく 河出文庫

Akiko Itoyama

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309419466
ISBN 10 : 4309419461
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

孤独は心の輪郭であり、人生に課せられた最低限の荷物なのだ―宝くじに当たった河野は仕事を辞め、碧い海が美しい敦賀で独り暮らしていた。ある日、居候を志願する役立たずの神様・ファンタジーが訪れ、奇妙な同居生活が始まる。孤独の殻にこもる河野だったが、彼に想いを寄せる二人の女性が訪れ…。傑作短篇「雉始〓」を文庫初収録。第55回芸術選奨文部大臣新人賞受賞作。

【著者紹介】
絲山秋子 : 1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川賞、2016年『薄情』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 路地

    話の筋だけを追うと救いのない物語だけど、なぜか悲壮感を感じないのは登場する2人の女性の強さによるものか。それとも、繊細ながらもどこか飄然としている主人公の佇まいからくるのか。良いことも悪いことも受け入れることが人生であることを諭すような神の言動も軽いのになぜか心に沁みる。

  • なつくさ

    初読みの作家さん。とても良かったです。深い。生きている限りファンタジーは終わらない、か。その言葉にぎゅっとなってしまった。人はみな孤独だ。だが、孤独を実感した時に背負いきれず潰されてしまうこともある。幸せとは何かが分からなくなってしまう。ましや、ファンタジーなんて……。でも違うんだ。ファンタジーは終わらない。そんな時こそ、だからこそ、ファンタジーは必要なのだ。忘れたっていい。空を見上げられなくなったとき、ファンタジーはきっと会いにきてくれる。そして思うんだ。あ、ファンタジーだ、って。

  • サンタマリア

    『海の仙人』は再読。やっぱりいいね。ファンタジーって、薄暗い部屋で自分と向き合った時に生まれるんかな?『お前さんが過去にしか生きていないと言うのなら、それは未来に対する冒瀆というものだ』という一文を心に引っ掛けながら読んだ。なんだったらまだ引っ掛かってる。オオヤドカリの白い貝殻や黒真珠のネックレスといった小道具の使い方上手いなぁとも思いつつ、新たな発見を楽しんだ読書でもあった。ただ、どうしても僕はこの小説を不穏だと感じてしまう。『雉始なく』も不穏な結びだし無力感さえ覚えた。

  • おっしー

    長編「海の仙人」と短編「雉始鳴」の2編。「海の仙人」は不思議なストーリーではあるが、スルスルと話が頭に入ってきて、何とも読み心地が良い。神様か何だかファンタジーが登場するけど、それもごく自然体で抵抗が一切ないまま読み進めることができた。話としては孤独を生きた河野という男の一生を描いた物語だったような気もするし、男女の関係や少しの旅を写した物語だったような気もする。地方で漫然と暮らす生活、羨ましくてしょうがない。自然の情景描写が美しすぎてそれだけで読んで良かったなと思う。心が浄化されたような気がする。

  • ぜんこう

    「海の仙人」は新潮文庫で既読だったんですが「神と黒蟹県」で半知半能の神が出てきたら「海の仙人」の役立たずの神ファンタジーを思い出して、新しく河出文庫から出た文庫で再読。 初読の時もそうでしたが、途中で涙&鼻水&ショックでしばし読めなくなったけど、再読して良かった。短いけど僕にとってベストいくつか(←ええ加減)に入る小説です。表題ともう一作の「雉始雊」(きじはじめてなく)は最後「え、え、え???」という感じ。どっちの話も最後はすっきりは終わらない・・・けどこういうのもいいか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items