明治・大正・昭和・不良少女伝 莫連女と少女ギャング団

平山亜佐子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309244983
ISBN 10 : 430924498X
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
20cm,221p

内容詳細

日本が近代化の波に乗って大転換をした時代、多感な彼らは何を感じ、何に反抗したのか。明治、大正、昭和を彩った不良少女たちの生態を明らかにする。〈受賞情報〉河上肇賞奨励賞(第4回)

【著者紹介】
平山亜佐子 : 兵庫県芦屋市生まれ。文筆家。時代に埋もれた破天荒な女性の生き方を対象とした研究や執筆を行うほか、歌のユニット「2525稼業」のヴォーカリストとして、明治・大正・昭和の俗謡等を発掘し、紹介している。2008年「明治 大正 昭和 莫連女と少女ギャング団」で河上肇賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • つちのこ さん

    富国強兵のもと、清廉潔白な婦女子を育てるイメージが強い明治期に莫連女という言葉があったとは、これを知っただけでも収穫。そればかりでない。大正期のモガ(モダンガール)、昭和初期のバッドガールなども。当時の大新聞でさえ不良少女たちが起こした事件を面白おかしく誇張して取り上げている。三面記事ばりに個人情報もへったくれもなく親の実名や職業まで公表する手荒さだ。挙句「あばずれ」と書かれたら嫁の貰い手もなくなるというもの。確かに売春や犯罪に手を染める早熟な少女もいただろうが、ホスト遊びの借金が払えず路上売春に走る、⇒

  • みーまりぽん さん

    読了までにずいぶん長く時間がかかってしまった。といふのもぶっちゃけ途中でちょっと飽きが来てしまひまして・・・ 1924年の丸ビル美人タイピスト林きみ子(ジャンヌダークのおきみ)率いるハート団の事件を知りトキめいた著者が、調べ集めた明治から昭和初期に至る不良少女事件録。当時の新聞などによる報道記事を多数紹介しており、それぞれ興味深いとはいえ、井上章一解説解説に述べるとおり「著者による分析がない訳ではありません。しかし、全体として、ずいぶんひかえ目に書いています」ので、読み物としては食ひ足りなひ気がしました。

  • shouyi. さん

    明治から昭和までの不良少女を当時の報道(新聞、雑誌)から集め考察している。庶民向けの新聞の掲載されたからか、三文記事のようで、けして社会問題のようにはとらえていないのが現代とは大きな違い。

  • 澤水月 さん

    血桜団、隼のお金、シベリアお菊、紅灯恋慕会…名付けがかっこいいな! 不良なのは記者もだという指摘が実に興味深い、ネタで強請る輩もいたとか。戦後不良史や新聞記者史も手がけて欲しい

  • E さん

    世間の常識から逸脱した女性に興味があり。ハート団などハイカラな名前の徒党を組んだ不良少女たちの犯罪を主に新聞記事から読んでいくのも興味深いが、著者の、犯罪は犯罪だが彼女らが罪を犯した社会背景なども考慮し基本的には親しみのある目で彼女らを見ているのがかなり好きだ。「わがハート団の」とか言ってたり。新聞記事が現在のものとかなり違って驚く。住所など丸出しだったのは知っていたが面白い読み物もして書かれていたりかなり主観が入っていたり名前や年齢という基本情報さえ出てくる度に違っていたり。公平さや信憑性はない。

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平山亜佐子

文筆家、挿話収集家。戦前文化、教科書に載らない女性の調査を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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