うわさと俗信 民俗学の手帖から

常光徹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309226668
ISBN 10 : 4309226663
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
常光徹 ,  
追加情報
:
216p;19

内容詳細

怪談・ふしぎ話・言い伝え…現代の町なかの「遠野物語」。「学校の怪談」について考えるきっかけとなった、都市伝説の数かず。しみついた心のくせから、人びとの心意を解き明かす。

目次 : 1 うわさ―現代の世間話(出会い/ 学校の怪談―赤い紙・青い紙/ 学校の怪談―トイレと怪談/ 学校の怪談―話の模様替え/ 学校の怪談―話の機能 ほか)/ 2 俗信―身近ないい伝え(俗信について/ 鱶とフンドシ/ 火事と腰巻き/ 土用ウナギ/ 柿の木に登られん ほか)

【著者紹介】
常光徹 : 1948年、高知県生まれ。國學院大学卒業。現在、歴史民俗博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授。日本民俗学会、日本口承文芸学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    民俗学者による民俗に関するエッセイ。前半部が都市伝説で後半が俗信について述べられている。名著『学校の怪談』と内容が重複する部分も多いが、それでも専門的にならず平易に書かれている為、一つ一つの内容が非常にわかりやすい。昔は都市伝説の部分に夢中になったものだが、最近は俗信に心惹かれるものを感じるなあ。それにしても学校の怪談や口裂け女、消える乗客にトイレの花子さん等、何もかもが懐かしい。一つ一つの項目は詳しくは無いものの、読み物、取っ掛かりとしては十分面白いと思う。専門の森に分け入る入門書といったところかなあ。

  • あじ さん

    トイレの花子さんや口裂け女が席巻する、、【うわさ】霊柩車に出合ったら──カラスが鳴いたら──もしかして、、【俗信】まことしやかな【うわさと俗信】の伝承を紐解く、親しみやすい書籍。安房直子氏の作品に『きつねの窓』があるが、俗信として“きつねの窓”を覗いてしまった今は違った趣を加味した解釈で黙考してしまった。しばらく【俗信】にフィーチャーした選書をしてみたい。読了の肉付けに一役買ってくれるに違いないから。◆蔵書

  • テツ さん

    トイレの花子さん、口裂け女、ブティックの試着室。人から人へ伝わりまるで真実であるかのように扱われてきた古今東西のうわさと俗信。どんな物語にも始まりがある。どんな俗信にも理由がある。尾鰭がつく前の物語。禁忌となるに至った理由。人口に膾炙するうちに忘れ去られたそうした原初の姿を知ることってとても面白い。こんな時代に生きているぼくらが理由もわからないままに胸に抱くほのかな禁忌だってその理由づけは遥か昔の社会が構築したものなんだよな。人は縦も横も繋がり続けて世界を構築し続けていく。

  • タリホー さん

    本書は高知新聞で連載されていた民俗学にまつわる俗信・怪談・都市伝説などの話がまとめてあり、著者自身の体験談もエッセイ的語り口で合わせて書かれている。専門書と違って分かり易い文章で語られるので民俗学の入門書としてオススメ。T部「うわさ」では学校の怪談の様なホラーから言葉の綾が生む笑い話まで収録。U部「俗信」では禁忌・呪いといった古来からの伝承が紹介されており、馴染みの無いモノもあったので面白かった。人間の思想が物質・行為に転化して表現されるのが民俗学の面白さである。

  • メイロング さん

    新聞コラム連載だったからか、すこしマイルド。「ブティックの試着室」以降の、こういった怪談が思いつかない。「くねくね」とか「猿電車」みたいなのが挙げられるだろうけど、それまでの人面犬や口裂け女とはちがう感じがする。ネットでひろまった怪談は物語として扱われて、犬や女は目撃証言による警報って感じで、怖さの質がちがうのかもしれない。土用のウナギの話は、平賀源内に対するカウンター豆知識として覚えておきたい

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