ジョン・アップダイク

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アップダイクと私 アップダイク・エッセイ傑作選

ジョン・アップダイク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309206134
ISBN 10 : 4309206131
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
290p;20

内容詳細

野球、ゴルフ、ポーカーから、文学、漫画、ミュージカル映画、そして、長文の書評まで。軽妙洒脱、勇猛果敢、何を書いても面白い、稀代の文筆家の精髄を集成。

目次 : アップダイクと私/ ブッキッシュな少年/ 『初めての絵本―赤ちゃんに見せたい身近な物たち』へのあとがき/ 顕れたるもの、秘めたるもの/ 漫画の魔法/ サーバーの芸術/ 失われた時の思い出/ 『ある婦人の肖像』への序文/ 小説の家/ 本から映画へ〔ほか〕

【著者紹介】
ジョン・アップダイク : 1932年ペンシルヴェニア州に生まれる。ハーヴァード大学卒業後、雑誌『ニューヨーカー』のスタッフとして働きながら詩や小説を発表する。64年『ケンタウロス』で全米図書賞受賞。長篇『金持になったウサギ』(81)で全米批評家協会賞・ピューリツァー賞・全米図書賞、エッセイ集『岸沿いに行く』(84)で全米批評家協会賞など、受賞多数。2009年没

若島正 : 1952年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授

森慎一郎 : 1972年生まれ。京都大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 田中 さん

    エッセイ・評論・書評が収められている。明晰な論考と巧みな文章が素晴らしい。優れた小説家はその観察眼をとおして一流の評論家にもなる。大リーグ最後の4割打者テッド・ウィリアムズの引退試合の観戦記は瞠目に値する。純粋に応援していたファン(著者)の寂しい気持ちが痛いほど伝わってきて涙がこみあげてきた。プロ書評家として「ニューヨーカー」に掲載された「海辺のカフカ」の論評では次のような印象的な出だしから始まる。「村上春樹の新作はまさに読みだすと止まらぬおもしろさ、しかもとことん形而上的な幻覚剤めいた小説である」

  • じゅん兄 さん

    学生時代に読んだ「一人称単数」以来の再会。帯にある通り「エッセイと書評の醍醐味ここにあり」。美術、映画、スポーツ、そして小説、ありとあらゆるアメリカ文化を肌で感じることができる。古き良きアメリカ、ベトナム戦争を経て退廃するアメリカ、僕はアップダイクのエッセイとアメリカンニューシネマで彼の地に憧れた。僕の好きなテッド・ウイリアムスやジーン・ケリーが入っているのが嬉しいし、書評の最後が「海辺のカフカ」とは心憎い。和田誠の装丁もいいね。

  • メセニ さん

    半世紀に渡る作家生活で、アップダイクは小説以外にも多くの文章を残している。エッセイや書評を収録した評論集など、文学に限らず映画や美術、漫画にポーカー、ゴルフに関するものまで様々。現在そのすべてを日本語で網羅するのは難しい。本書には「アップダイクの世界の小さな見取り図」となるよう、厳選された26の文章が収められている。瑞々しい少年期を回想する「ブッキッシュな少年」「昔の映画館」、ある野球選手にまつわる「ボストンファン、キッドにさようなら」、『アクシデンタル・ツーリスト』や『海辺のカフカ』の評がとりわけ良い。

  • Ecriture さん

    「論じない」というアマチュアリズム、ゴシップ志向が特徴のアップダイクの評論&エッセイ選集。「ボルヘスと私」を踏襲した「アップダイクと私」、漫画と執筆の関係を述べた「漫画の魔法」、神経系統をまるごと新たにして時のもたらす変容を描いたプルースト評、室内装飾描写の名手・ハーディとウォートンを主に扱って「建築家=小説家」、「小説=家」という視点を打ち出したエッセイ、村上春樹『海辺のカフカ』に寄せたエッセイなど収録。

  • AR読書記録 さん

    実はアップダイクって名前におぼえは覚えはあるけど読んだことない...という、相変わらずそれで読書好きを名乗ってええんかいな状態ですが。そして語り口に慣れるまでに多少時間がかかったりもしたのですが。なんといっても「ボストン・ファン、キッドにさよなら」が好きだなぁ。私は特に野球に興味はないし、興味のある人がどのようなところに興趣を感じているのかもわからないクチですが、どんどん引き込まれ、まるでまさにその野球場にいて、観客たちと一体感を感じ、キッドの引退試合に臨んでいる、そんな気分になった。読書の醍醐味。

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ジョン・アップダイク

1932年ペンシルヴェニア州に生まれる。ハーヴァード大学卒業後、雑誌『ニューヨーカー』のスタッフとして働きながら詩や小説を発表する。64年『ケンタウロス』で全米図書賞受賞。長篇『金持になったウサギ』(81)で全米批評家協会賞・ピューリツァー賞・全米図書賞、エッセイ集『岸沿いに行く』(84)で全米批評

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