サルマン・ラシュディ

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ムーア人の最後のため息

サルマン・ラシュディ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309205595
ISBN 10 : 4309205593
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

常人の倍の早さで老いるモラエスと、画家であるその母オローラ。20世紀インドの歴史を背景に綴られる、ミステリアスかつ波瀾万丈の物語。語りの魔術師ルシュディの最高傑作、待望の邦訳。ホイットブレッド賞受賞。

【著者紹介】
サルマン・ルシュディ : 1947年、インド・ムンバイ(ボンベイ)の裕福なイスラム教徒の家庭に生まれる。ケンブリッジ大学卒業後、1975年に『グリマス』でデビュー。歴史に翻訳されるインド人の一族を魔術的な語りで描いた寓話的大作『真夜中の子供たち』(1981)でブッカー賞を受賞し、一躍脚光を浴びる。『ムーア人の最後のため息』で、ホイットブレッド賞受賞。奔放な語りと濃密な物語に満ちた長篇を次々に発表し、現代英語圏を代表する作家として高い評価を得ている

寺門泰彦 : 1934年栃木県生まれ。学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんやん

    端的(過ぎるけど)に言うと、ルシュデイは描写ではなく、語りの作家である。それも、次から次へと増殖してゆくような騙り口であって、むしろプロットの方が増殖するお話を規制しているのかもしれない。インドの近現代史を背景とした四代に渡る壮大なサーガは、読む先からどんどん遠ざかってゆく人々と挿話から成り、四分の三を超えた当たりからやっと佳境に入ってくるけれど、遅きに失するような。ちょっと、いやかなり『真夜中の子どもたち』と被っていないだろうか。小さな島国の人間には、超大国の宗教的カオスが今ひとつ掴み切れない。

  • 長谷川透

    二人の「ムーア」のため息は時空を越えて交錯する。ヴァスコ・ダ・ガマの大航海時代から現在までのインド―欧州の歴史を縦横無尽に語りながらも、男たちの虚栄の張り合い、女たちの嫉妬など、人間臭さが、料理に過剰に加えられた香辛料の如く行間に漂う。設定自体のややこしさもさることながら、錯綜する人間の愛憎の絶え間ない応酬のため、文章を読み進めるのは骨の折れる作業であった。絵画と小説、二方面から紡ぎだされる『ムーア人の最後のため息』は個々に創作意図の枠の一人歩きを始め出し、読者の目の前に知的ごった煮小説となって姿を現す。

  • johanna.K@よはんなと読む

    2011.7.9(感想当社比1.5倍で長いすよ!)前半と後半でかなり印象が違うが、面白い。(中国〜)インド〜中近東〜ポルトガル辺りにかけての人種・文化・宗教およびその対立やら現代の神話的な物語やらのごった煮が『百年の孤独』独白風で語られる。(後半は夢の中のような、えらく茫洋とした話になってしまうけれど)個人的には本家?より読みやすく、暑さも、業と言わざるを得ないあの熱帯の夜的な混沌もほどほどに中和されている気がする。(続く)

  • noémi

    苦行!設定が難しすぎる。ヴァスコ・ダ・ガマの子孫でポルトガル系カトリックでケーララ州で香辛料で身代を築いた一族の母と、アルハンブラ宮殿を捨てて落ち伸びた「不運王」ボアブディルと同衾したユダヤ人の子孫である父をもつインド人の主人公。しかも、英国の支配下・・。日本人の私にはこんな複雑な感情を理解するのは無理です。ラーマヤーナが出てきた、と思えば次はパトリクロスを殺されて猛り狂ったアキレスが出てくる。饒舌すぎて難解な蘊蓄がどっさり!それでもさすがに文章は煌めくような赤やエメラルドの色に溢れいて美しい。

  • syaori

    すばらしく香辛料の効いた本でした。ヴァスコ・ダ・ガマを先祖に持つ母と、ナスル朝最後の皇帝を先祖に持つ父から生まれたムーアが自分の家系について語る形式で物語が進みます。人の倍の速度で年をとるムーアが語る物語はインドの近代史と絡み合って、血と体温と香辛料の香りがしました。「ムーア人の最後のため息」はムーアの母の絶筆になった絵のタイトルですが、もう一枚、同じタイトルを持つ絵があります。その2枚は、それぞれ下にもう一つ絵を隠しているのです。最後にその秘密が明らかになったときに、この物語が始まるのが印象的でした。

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