ユーディット ヘルマン / 松永美穂

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夏の家、その後 Modern & Classic

ユーディット ヘルマン / 松永美穂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204437
ISBN 10 : 4309204430
フォーマット
出版社
発行年月
2005年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,204p

内容詳細

シュタインは、その家を冬に買った。それは廃墟だった…。都会で暮らす若者たちの浮遊感覚を、繊細で軽やかな筆致で描き、衝撃のデビューを果たしたドイツの新進作家の第1短編集。

【著者紹介】
ユーディット・ヘルマン : 1970年、ベルリンに生まれる。1998年、デビュー作の『夏の家、その後』を発表、半年のあいだに10回も増刷されるという大ベストセラーとなる。以来、ドイツ文学の次代を担う作家として注目されつづけている。デビューの翌年には、ブレーメン市文学奨励賞およびフーゴ・バル奨励賞、2001年にはハインリヒ・フォン・クライスト賞を受賞。2003年発表の第二作Nichts als Gespensterも好評を博している

松永美穂 : 愛知県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    現実に起こりそうな事を静かな語りで紡いだ短編集。「ハリケーン(サヨナラのかたち)」の一方は恋、一方は些細なアバンチュールという二人の男女の温度差の描き方は秀逸。「ソニヤ」は一種のファム・ファタールものかな。「何かの終わり」はカポーティの『夜の樹』の板ガラスを少しずつ、爪で引っ掻くような募っていく不穏さを感じました。表題作はシュタインの醸し出す不快感に顔を顰めていたら唖然とするラストが待ち受けていました。

  • MATHILDA&LEON さん

    終始、静かに、小さな声で語っているかのような短編集。どの物語も繊細に描かれていて、不思議な世界観を持つ。どれも美しいけれど、特に『ハンター・ジョンソンの音楽』に魅力を感じた。

  • 貴 さん

    とても、淡々とした美しい文書です。壁を越えて越境しようとした多くの人が次々と射殺さた「ベルリンの壁」そんな影が微かに感じられました。

  • miyu さん

    今の自分の好みではなかった、理由はよく分からないのだけど。もしかしたら翻訳が合わないのかなぁ。なかなかこちらに伝わってこなくて歯がゆい。その中で「ハンター・ジョンソンの音楽」は他の短編とは違って真っ直ぐ心に響いた。情景が目の前で静かに広がってくる。「オーダー川のこちら側」も好き。たった二作しか納得出来なかったけど読んでよかったし、時を変えてまた読みたいと思う。バッハからマッシブアタックまで音楽の趣味は合うんだけどなぁ。タルコフスキーにも触れてるし、きっとこの人とは共通点が多いはずなのに。ちょっと残念。

  • ぱせり さん

    文章は透明感があり、美しい。世の中は見た目通りじゃない。もしかしたら、百人が並んで同じ風景を眺めながら、見えているのはまったく別の光景。忘れていることを、苦く思い出させられる。

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