ジェニー・エルペンベック

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年老いた子どもの話 Modern&Classicシリーズ

ジェニー・エルペンベック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204000
ISBN 10 : 4309204007
フォーマット
出版社
発行年月
2004年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,133p

内容詳細

バケツだけを持って立っているところを発見された女の子。14歳という年齢以外何も語らず、施設に入れられたが…。リリカルで洗練された語り口で綴られる、現代のピーターパンの孤独。気鋭の新人の話題作。

【著者紹介】
ジェニー・エルペンベック : 1967年、ベルリンに生まれる。製本店の見習いや、ベルリンのオペラ劇場で小道具係や衣裳係の仕事に就いたあと、大学で演劇学を専攻。1991年以降は演出助手として働き、さらにベルリンやグラーツ(オーストリア)でのオペラや演劇の演出も手がける。作家・演出家として、現在はベルリンで活動中。『年老いた子どもの話』でデビュー

松永美穂 : 愛知県生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    ある夜商店街の道路に立っているところを発見され、14才ということ以外何一つ思い出せなかったため児童養護施設に保護された大柄な女の子の話。後半での記述表記からこの町がドイツのドレスデンであることがほのめかされ、この女の子は戦争孤児として保護されたらしいことがわかる。彼女が自分の年以外何も覚えていないと言っても不思議がられなかったのもそのためだろう。最後にこの女の子の正体がわかるのだが、彼女がこんなことを企てるにあたっては、母親への強い屈託があったようで、彼女が道路に立つまでの物語を知りたいと思った。

  • 空猫 さん

    何とも不思議なお話で感想が書きにくい。「14才」ということ以外忘れてしまった女の子が保護され孤児院で暮らす様子がずっと描写される。ドイツで実在した女の子を題材にした小説。ラストで意外な真相があるも消化不良。ドイツ人にしか、解説を読まねばよく分からなかった。ドイツにはバケツに関する諺が多い事はよく分かった。

  • かもめ通信 さん

    「もう一度、子ども時代をやり直すとしたらあなたはどこから始めるだろうか?」という帯のキャッチに惹かれて手にした本。輪廻とか転生とかいった話なのか?と思いながら読み進めるも、薄い本なのに最後の最後まで先が見通せず、読み終えた後もあれこれと思い返して反芻してしまう不思議な読み心地。

  • アイアイ さん

    路上で空のバケツを持った記憶喪失の14歳の「少女」が児童養護施設に入れられる。9912番の服を縫い付けられ鏡の無い規律厳しい規則の中で暮らす。 わざとらしい程の劣等生になろうとする態度に他の捨て子から反感を買い「罰を与えても改善できる見込みのない」事を教師や指導員に示し一番弱い存在になろうとする。舞台は統一されてない時代の東ドイツ。 病によって病棟に移った時、少女の正体が明かされる。▽図書館

  • きゅー さん

    バケツだけを持って商店街に佇んでいた14歳の少女。まったく過去の記憶がなく、身元も分からないため、児童養護施設に預けられることになったのだが。なんとも結末の解釈に苦しむ物語だった。それまで現実的な話が続いていながら、最後の最後でこれはファンタジーなんだよと言われても、ちょっと困ってしまう。ああいう結末のつけかたは、そこまでの過程をぜんぶ放り投げることにならないだろうか。せっかくの物語がもったいないという感想と、他にもっと良い締め方はなかったのかという残念さ。どうも後味の悪い物語だった。

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ジェニー・エルペンベック

1967年ベルリン(当時は東ベルリン)生まれ。1985年に高校を卒業後、二年間の製本職人の見習いを経て、舞台の小道具係や衣装係として働く。1988年から90年にかけて、フンボルト大学で演劇学を学ぶ。1990年からはハンス・アイスラー音楽院でオペラの演出を学び、94年以降、舞台監督としてさまざまなオペ

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