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川野芽生第二歌集(仮)

川野芽生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309032009
ISBN 10 : 4309032001
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

オフィーリア、もう起きていい。死に続けることを望まれても、オフィーリア。優美さに内包する痛み、眩く光を放つ言葉の乱反射。何者にも脅かされない気高き「言葉」のユートピア。祝福の第二歌集、ついに刊行。

目次 : 第1部 鏡と神々、銀狼と春雷(燃ゆるものは/ 合はせ鏡を/ 八月の嵌め殺し ほか)/ 第2部 航行と葬送(訳詩集/ 銀幕にスノードーム―タル・ベーラ『ニーチェの馬』に寄せて/ 冬の氷菓 ほか)/ 第3部 繻子と修羅、薔薇と綺羅(地上のアリス/ テディ・ベアを抱きしめて/ party talk ほか)

【著者紹介】
川野芽生 : 1991年神奈川県生まれ。小説家・歌人・文学研究者。東京大学大学院総合文化研究科単位取得満期退学。2018年に連作「Lilith」で第二九回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020年)で第六五回現代歌人協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あや

    川野芽生さんの第二歌集。第一歌集が素敵だったけど難解だったので、第二歌集の方がわかりやすくて助かった。独特の詩世界を持つ方。長らく詩や小説を書いてきた方ならではの一首への物語の込め方がある。  花があれば花の病があることを心あるところに肉体は/モノクロの映画を観むと闇に入る喪服の色の裳裾を曳きて/窓の辺に座しいつまでも見ておれば正気より身を護る術なし/はりぼてのお城に集ひ復習の謀(はかりごと)するごとくはなやぐ/いかなる神の前へもこの姿でゆくよ。海のフリルが白さを増して

  • 練りようかん

    第二歌集。凍星や変若水という言葉が目の奥に残り、厳しい寒さの空や奈良の月を見上げる感覚、イスタンブールやプラハ城など海外に立っている感覚、白居易の訳詩集や「おとうとの語彙」に命の舟が進む感覚を抱き、色々なところに意識が運ばれる楽しさがあった。特に好きなのは“祝祭は尽きぬ泉にあらねども花冠を食む子馬たち”で花冠が果敢になるダブルミーニングの画が浮かび、“スノードームの雪が降り止むように世は消え音のないスタッフロール”の転じる発想力が良い、透明感のある情景が素敵だ。そしてオフィーリアの一首に胸が熱くなった。

  • ゆう

    よかった。おとなのアリス連作が収められていて嬉しかった。幻想的だが写実的な歌が多く、葛原妙子の写実的な歌が反写実として評価されたことを思い出した。例えば「太陽の菌糸に搦め捕られたる少年、銀の珠を噴き出し」は山尾悠子「パラス・アテネ」の土地神や狼領の人々を思い出させるが(私だからか)、実際はなんのことはない、太陽の光線に灼かれた肌に汗が浮きだす情景のこと。幻想的な作品も半分くらい収録されているが、川野芽生の現実に根を下ろしながらも夢見るような歌が好きだ。第一歌集『Lilith』をもう一度読んでみよう。

  • 元気伊勢子

    自分には持っていない感性で新鮮。ジャケ買いして正解だった。とても良い刺激になった。

  • ハルト

    読了:◎ 好きな作家さんの歌集。まずタイトルにドキリとする。どんな短歌が納められているのだろう。読み始めると、高貴な薔薇の香が漂うよう。少女としての死に近くて遠い不完全な脆さが、紐解かれていく。女であること少女であること人間であること。秘められつつあったものが曝け出されていく様は、美しくもありまた残酷でもある。読んで、宝箱の蓋をそっと開け放ったかのような感動があった。無機質でありながら、光のように柔らかい。星は星でいなければならない、無常な在り方が天にはある。刃の煌めきを零したような歌集だと思った。

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