テロルの伝説 桐山襲烈伝

陣野俊史

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309024691
ISBN 10 : 4309024696
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
457p;20

内容詳細

80年代、桐山襲という作家がいた。その孤独な戦いの軌跡を時代の記憶とともに甦らせた渾身の巨編。

目次 : 第1章 デビューと喧騒(杉並区阿佐ヶ谷/ 雑誌「若い人」 ほか)/ 第2章 学生闘争・熊楠・オキナワ(単行本『パルチザン伝説』周辺/ “雪穴”という入口 ほか)/ 第3章 昭和の終わりと「表現の自由」(一九八七年/ 「亜熱帯の涙」解題 ほか)/ 第4章 未葬の時(表現・言論の自由とテロリズム、再び/ 永山則夫の文藝家協会入会問題 ほか)

【著者紹介】
陣野俊史 : 1961年長崎生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マリリン さん

    桐山作品を感覚的な部分だけで捉えるだけでなく、背景の深い部分を知りたくて読んだ。単行本化された既読作品の解題を含め深淵を知ることが出来た。政治事件を素材にしているので問題視される可能性はあるものの、あえて「パルチザン伝説」をデビュー作とした真意も。「聖なる夜 聖なる穴」は沖縄のあの事件を素材にしたものだが、背景を知ると遺した作品は現在と無関係ではないと感じた。巻末の「プレセンテ」が特に深い。全作品集にあったものを読んだ。安部公房の作品を読みたくなった。

  • チェアー さん

    「パルチザン伝説」しか読んだことはなかった桐山襲。こうやって通史を読んでみると、その初作品に言いたいことすべてが含まれていたことを確信した。権力に抗する時代が総括できず、抗議した人間が強制的に忘れさせられていることへの危機感。それは自分が共有した時代が消えるという危機感だったのかもしれない。だから物語の形であったかもしれない過去を紡ぎ現代に甦らせる。月並みだが、いまこの社会を見ていたら、何を書いていただろう。あ、きっと同じものを書いていたはず。主題は古びておらず、むしろいまにこそふさわしい。

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陣野俊史

1961年生まれ、長崎県長崎市出身。フランス文化研究者、作家、文芸批評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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