ニキの屈辱

山崎ナオコーラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309020631
ISBN 10 : 4309020631
フォーマット
出版社
発行年月
2011年08月
日本
追加情報
:
160

内容詳細

人気写真家ニキのアシスタントになったオレ。1歳下の傲慢な彼女に心ひかれたオレは、公私ともに振り回されて…。恋がもたらした痛恨の一撃を描く、「人のセックスを笑うな」以来の待望の恋愛小説。

【著者紹介】
山崎ナオコーラ : 1978年、福岡県に生まれる。國學院大學文学部日本文学科卒業。2004年、会社員をしながら書いた「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、作家活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とん大西 さん

    素敵…だと思います。売れっ子写真家ニキとアシスタント加賀美。若い二人、恋する二人。ことさら爽やかで瑞々しくて…ではなく。才能溢れるニキの不器用。彼女に憧れる加賀美のネガティブ。特別じゃない。ただただ月並みな恋の一つ。時が経てば述懐するかもしれない。瞳の奥で露にならなかった想い。それに気づくにはもっと日々を重ねてからかもしれない。それでも彼らが愛しい。「不安」と「楽しい」を繰り返し、変わりゆく恋心を見つめる…そんな二人。言葉に成りきらない繊細なとこ。言い切らない切なさが行間に切なさを醸し出す。ん、素敵です。

  • 優希 さん

    仲のいいお気に入りさんから教えて頂きました。ニキの恋愛が人生の一部を切り取ったようでした。不器用で生き辛さの見えるニキ。彼女を見ていると切なくて苦しくて胸が痛くなります。加賀美はニキのことを本当に愛していたのかと思わずにはいられませんでした。加賀美が好きなニキでいられなくなったのが悲しい。お互い大事だという想いがあっても、心が変化していったのは仕方ないことなのでしょうか。どちらが悪いかは言えないけれど、加賀美の彼氏でいられなくなったという言葉が刺さります。最後の余韻がいいですね。

  • 巨峰 さん

    恋愛小説は、途中で盛り上がれば盛り上がるほど、幸せであればあるほど、後でいろいろきますね。このままでは終わらないだろうナオコーラ?と思いながら読んでいました。有名な若い女性のカメラマン、ニキのアシスタントとなった一つ歳上のオレ。何かが突き刺さるナオコーラさんらしい等身大な若い2人の日常の描き方だと思った。半端ない小説です。「超お勧め☆国内」本棚にいれときます!

  • kishikan さん

    自分目線の思いやりや相手の理解っていうのは、必要なんだけど、時としてすれ違いの愛になってしまうのかな。この小説は、簡単に言えば、若い女性写真家ニキと助手でニキを慕う加賀美君の出逢いと別れの物語。全編加賀美君の視点で綴られているんだけれど、彼の心の動きの変化やニキを見つめる目、それもあくまでも他人としてニキの表情や動作から彼女の内面を描き出す文章力に魅せられてしまいます。ナオコーラさんは、「誰にもわかる言葉で、誰にも書けない文章を作る」のが目標だと言うけど、本当にその言葉がふさわしい、心に残る愛の物語です。

  • 風眠 さん

    若い頃の恋愛って、たぶんこんな感じ。お互い未熟で、どちらも自分主体で。仕事と恋愛の分け方も下手くそだなぁなんて、もどかしい思いで読了。もう少し月日が経って、あの頃よりもふたりが大人になって物事が分かるようになれば、なぜダメになったのかが分かるんだろうな、とか思う。若いからこそ女であることにジタバタしてしまうニキの気持ちも分かるし、訳が分からないまま距離ができていって別の恋人のほうへ行ってしまう加賀美くんの気持ちも分かる。自分が10代とか20代前半の頃にこの本と出会ってたら、大泣きしながら読んでたと思う。

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人物・団体紹介

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山崎ナオコーラ

作家。性別非公表。2004年にデビュー。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。日常の社会派。趣味は育児(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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