公爵家の娘 岩倉靖子とある時代 文春学藝ライブラリー

浅見雅男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168130939
ISBN 10 : 4168130932
フォーマット
出版社
発行年月
2021年08月
日本
追加情報
:
240p;16

内容詳細

昭和八年、共産主義者弾圧の嵐が吹き荒れ、多くの若い華族が逮捕された。その中に紅一点、維新の元勲・岩倉具視のひ孫がいた―。岩倉靖子、二十歳。転向を拒否し、八ヵ月半を獄中で過ごした靖子は、信仰に光を見出すが…。「おっとりしたおとなしい」少女に一体何が起きたのか。貴重な資料や手記を紐解きながら、出自と時代に翻弄された令嬢の悲劇に迫る。

目次 : 第1章 元勲の血筋と父の放蕩/ 第2章 目白の女子大のなか/ 第3章 華族の子弟たちと日本共産党/ 第4章 「五月会」と一斉検挙/ 第5章 転向拒否/ 第6章 市ヶ谷刑務所へ/ 第7章 獄中での姿/ 第8章 不良華族事件と靖子の死/ 第9章 天皇が詠んだ歌

【著者紹介】
浅見雅男 : 1947年生まれ。70年、慶應義塾大学経済学部卒。出版社で雑誌、書籍の編集に携わりながら近現代史の研究、著述をおこなう。国際日本文化研究センター共同研究員、上智大学、学習院女子大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    赤化華族のことがある程度わかりました。純粋でありながらあまり物事を考えていなかったような印象を持ちました。岩倉靖子については自殺の原因は転向したからだと思っていましたが、著者の推論を読むとそれが正しいように感じました。

  • 若黎 さん

    よくわからないなぁ。柳広司さんの『ロマンス』読み直そうかな。時代背景とか、華族令嬢が赤化華族として検挙されるとか、伯爵夫人とダンスホールでのスキャンダルとか、この本に書いてあることが出てくるし。

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浅見雅男

1947年生まれ。70年、慶應義塾大学経済学部卒。出版社で雑誌、書籍の編集に携わりながら近現代史の研究、著述をおこなう。国際日本文化研究センター共同研究員、上智大学、学習院女子大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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