岸信介の回想 文春学藝ライブラリー

岸信介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784168130281
ISBN 10 : 4168130282
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
474p;16

内容詳細

「昭和の妖怪」と畏れられた岸信介。その足跡は昭和の盛衰と軌を一にする。満州国経営に関わったのち東條内閣に参画した戦前。戦後は戦犯容疑者として巣鴨プリズンに。そして六〇年安保改定の総理として―幾つもの歴史的瞬間を、刎頚の友と近代史の泰斗を前に赤裸々に語り尽くした貴重な証言録。

目次 : 1 満州時代―商工省時代‐満州国経営/ 2 商工大臣から敗戦へ―新体制運動のなかで‐東條内閣の閣僚として/ 3 戦犯容疑者からの復活―巣鴨プリズンの中で‐日本再建連盟の建設/ 4 保守合同への道―日本民主党の成立‐鳩山内閣の成立/ 5 鳩山政権下の幹事長として―幹事長として渡米‐「両岸」時代/ 6 石橋内閣から岸内閣へ―岸内閣ができるまで‐東南アジア歴訪の旅/ 7 日米新時代と「警職法」騒ぎ―アメリカ訪問前後‐試練に立つ岸内閣/ 8 日中問題と日韓問題―日中関係の悪化‐薄明の中の日韓関係/ 9 安保条約改定と反対運動―安保改定をめぐって/ 10 総理辞職以後

【著者紹介】
岸信介 : 1896(明治29)年―1987(昭和62)年。戦前は商工省の革新官僚として満州国経営に関わり、東條内閣では商工大臣に就任。1957年から60年まで内閣総理大臣を務める

矢次一夫 : 1899(明治32)年―1983(昭和58)年。1933年に国策研究会を設立。以降、企画院委員、内閣委員等を歴任。戦後の53年に国策研究会を再建。日韓・日華協力委員会常任委員などを務めた

伊藤隆 : 1932(昭和7)年生まれ。東京大学名誉教授。専門は日本近現代政治史。『昭和初期政治史研究』『近衛新体制』など著書多数。オーラルヒストリーの第一人者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 筑紫の國造 さん

    ご存知安倍晋三現総理の祖父、岸信介の回想録。戦前の革新官僚時代から総理辞任後まで、インタビュアーと岸の間に彼の親友矢次一夫が入って語りは進む。戦前〜戦後にかけて日本の中枢にいた岸の話はさすがに面白く、読んでいて飽きない。四方諒二が岸を脅迫にきた、吉田茂が実は改憲派だった、など、面白いエピソードが多い。日華交渉、日韓交渉では矢次が間に入っていたことから、むしろ彼のしゃべりの方が多いくらいだ。両国、特に韓国とは現在も様々な軋轢があることを考えると、当時のかの国がいかにリアリストだったかがよくわかる。

  • ぽん教授(非実在系) さん

    原先生によるインタビュー(中公文庫)と違い、本書はインタビュアー(伊藤隆先生)と岸信介との間に矢次一夫がいて、うまく話を繋げて詳細な補足をつけたり、政治的に不味いと判断したところはほんのりとブロックをしていたりする。その意味で二つのインタビュー本を読み比べて初めてわかるところもあるということであり、相互に補い合っている。戦前国策研究会を率いた矢次のキャラもさすが濃いため、読んでてこちらも面白かった。

  • Moriya Masahiro さん

    岸信介をもっと調べたい。

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