ストーカーとの七〇〇日戦争 文春文庫

内澤旬子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167918507
ISBN 10 : 4167918501
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
429p;16

内容詳細

交際していた男と別れようとした。始まりはただそれだけだった。男は執拗なメッセージを送りつけ始め、やがて脅し文句が飛び出す。友人への危害を恐れた著者は警察に相談するが、そこで直面したのは、現実に追いついていないストーカー規制法の限界だった。当事者にしか書けない、渾身のリアルドキュメント。

目次 : 1部(別れ話/ 前科/ 島に来たA/ 被害届/ 供述調書/ 逮捕/ 検事/ 示談/ I弁護士/ 示談交渉/ 釈放)/ 2部(コンタクト/ LINEメッセージ/ 示談違反/ M弁護士/ 孤独な闘い/ 2ちゃんねる/ 弁護士の論法/ 護身術/ IPアドレス割り出し/ 長い手紙/ 初めての謝罪/ 加害者心理/ 小早川先生)/ 3部(イマドコサーチ/ 「臨床」の必要性/ 再逮捕/ 意見陳述 公判/ 判決/ 仮釈放/ 終わりなき闘い/ 未然に防ぐこと。そして治療に向けて)

【著者紹介】
内沢旬子 : 1967年、神奈川県出身。文筆業、イラストレーター。2011年、『身体のいいなり』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NADIA さん

    ストーカー被害というのはいかに理不尽で辛く、そしてなかなか解決しにくいものかということが切々と伝わってくる。が、「加害者からこんなメールが届いた」「警察からこのように対応された」「弁護士が無神経だ」ということがいちいち書かれていて話がなかなか進まない。文章は平易なのに非常に読みづらい。怖いと怖いと言いながら、いまいち作者が本気で逃げようとしているように思えないと私にも感じられたのも、今一つ感情移入しにくいところ。それでも失うものがない、いわゆる「無敵の人」の怖さだけはしっかり肝に銘じたよ。

  • マッピー さん

    不安がどれだけ冷静な判断を阻害するのか。恐怖はどれだけ突然にフラッシュバックするのか。残念ながら日本の法律ではその辺の考慮は全くなく、事件が凶悪化するのを防ぐことも再発を防止することもできない。警察も弁護士も頼りにはならない。最初は、著者の態度が手ぬるいのではないかと思った。でもそれは、彼女がことばを使う仕事を生業にしているからなのではないか。残念なことに、どんなに心を込めて話しかけても、言葉をつくして語りかけても、全く響かない人というのはいるのだ。もっと実効性のある制度の構築を早急にすべきである。

  • ランフランコ さん

    面白いと言っては被害にあった著者には大変失礼だが、でもやっぱり面白かった。ストーカー被害の臨場感に溢れていた。ストーカーなどと言うものに会ってしまったら、こんなにも大変な事になるというのがよく分かった。現在はもう少し法整備が進んでいるようだが。この連載をしている段になっても、加害者はろくに反省もせず逆恨みを増幅しているようだが、著者はその後大丈夫だったのだろうか?そこは非常に心配だが。

  • めぐ さん

    小説かと思いきや著者が別れ話の縺れからストーカーされたルポであった。失礼ながら出会い系サイトの男は見えてる地雷だろうが、若者ならまだしも40も過ぎてそんなものに引っかかるのは…と呆れもしたが、相手が偽名使いの前科者ともなればここまでビビり散らかすのも致し方ないし、引っ越しや仕事に差し障った辺りには同情もした。ストーカーが治療で治る病気であるという視点は無かったので勉強になった。過去数回ストーカーに遭い、その度に逃げていただけの者として著者の素晴らしい行動力には脱帽。こういう人が世の中を良くして行くのだなぁ

  • あーさー さん

    タイトルそのままの一冊。私はストーカーとは無縁の生活ですけど、“ちょっとしたこと”で予想しないところから「矢」が飛んでくる(噛みつかれる)ことはネット関係で以前にあったので、共感できる部分も多かったです。

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