きみの正義は 社労士のヒナコ 文春文庫

水生大海

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167917821
ISBN 10 : 4167917823
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
追加情報
:
345p;16

内容詳細

学習塾からアルバイト講師の時間外労働の相談が持ち込まれた。一方、工務店からは年齢を偽って働いていた年少者が就業中にケガをしたと相談が。一見無関係に思える2つの問題がやがて繋がり…(表題作)。ちょっぴり成長した社労士2年目のヒナコが様々な労務問題に取り組む人気ミステリシリーズ第2弾!

【著者紹介】
水生大海 : 三重県生まれ。2005年『叶っては、いけない』が第1回チュンソフト小説大賞銅賞受賞。2008年『少女たちの羅針盤』(旧題「罪人いずくにか」)が島田荘司選第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれ、翌年デビュー。同作は2011年に映画化もされ、話題を呼んだ。2014年、『ひよっこ社労士のヒナコ』収録の「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chiseiok さん

    前作同様つるつると軽快に楽めました。派遣社員の無期雇用転換問題やら薄利業態でのサービス残業問題やら、労務管理って本当にいくらでも問題があるんだなぁと良く分かった。そして最後の『らせん階段を上へ』。中小企業の実態を知らない官僚が綺麗事で法律を決めていると言う屋敷専務の主張には、正直共感を覚える。時代と共に雇用者と被雇用者の関係は大きく変化してゆくし、認識をしっかりと改めてゆくことが大事だなぁと強く感じた。手練れ作者のお仕事小説は下手なビジネス書よりよっぽどためになりますな。五郎丸さんの再出演は嬉しかった。

  • 吾亦紅 さん

    ひよっこ社労士シリーズ2作目。ひよっこどころか既に立派な成鳥となった雛子。2年目ともなれば立ち回り方も堂に入ってくる。働き方を見直す社会の動きに伴って、昨今の制度改正もあり、社労士の役割は大きい。労使間のトラブルを、法に基づいて解決に導く雛子のひたむきさがとても良い。そしてこのシリーズの面白いのは、お仕事小説でありながらミステリー小説でもあること。雛子の冴えた推理力も魅力。

  • よっち さん

    社労士資格をとって小さな社労士事務所の一員として働く朝倉雛子。自分が誰の味方になるべきか、そんな悩ましい案件ばかりが舞い込む第二弾。無期雇用への転換を渋る経営者、年齢を偽っていた未成年従業員のけが、残業代を申請しない雇われ書店店長、出張中に女上司から受けたセクハラ、介護問題で時短を望む社員の問題。複雑な事情だったり人間関係もあったりする一方で、面倒なことは極力避けたい経営者の想いも働いて、杓子定規に法令を遵守すれば解決するようなものでもなくて、その中でどうすればいいのかきちんと考えていくことが必要ですね。

  • のりすけ さん

    ヒナコちゃんの続編。社労士ってコツコツ法律や数字と格闘してるだけじゃなくて、提案したりあの手この手で懐柔したりで、ヒアリングやプレゼン力も不可欠のお仕事なんだ、とヒナコちゃんを尊敬しちゃう。ヒナコちゃんの成長が楽しめる一冊なので、ぜひ順番通りに読んでほしい。

  • チガ さん

    社労士×ミステリーのシリーズ2巻。仕事柄馴染みのある内容が多いのでこのシリーズは読んでて面白いです。経営者の目線と労働者の目線、難しい問題が多い内容ですが、少しずつ確実に成長していく主人公の姿は自身も頑張ろうと思えます。良いお仕事小説家ですね。

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水生大海

三重県生まれ。2008年、『罪人いずくにか』でばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞し翌年、同作を『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」で日本推理作家協会賞短編部門の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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