うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間 文春文庫

先崎学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167915339
ISBN 10 : 4167915332
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
追加情報
:
179p;16

内容詳細

藤井フィーバーに沸く将棋界で、羽生世代の有名棋士の休場が突然発表された。様々な憶測が流れたが、その人、先崎九段はうつ病と闘っていた。孤独の苦しみ、将棋が指せなくなるという恐怖、そして復帰への焦り…。エッセイの名手でもある著者が発症から回復までを淡々と細やかに綴った手記に心揺さぶられる。

【著者紹介】
先崎学 : 1970年、青森県生まれ。81年、小学5年のときに米長邦雄永世棋聖門下で奨励会入会。87年四段になりプロデビュー。91年、第40回NHK杯戦で同い年の羽生善治を準決勝で破り、棋戦初優勝。棋戦優勝2回。A級在位2期。2014年九段に。17年7月にうつ病を発症し、1年間の闘病を経て、18年6月、順位戦で復帰を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • mae.dat さん

    「(うつ病は)必ず治ります」お兄さんから送られて来たLINEのメッセージ。情報量最小が最適なんでしょうね。うつは脳の病。誰でもなり得る怖い病気のひとつですよ。うつを患って休場&療養。そして病状が回復して来て。復帰する直前位に当事者が書いた事に、意義高くなっているのかと。お兄さんが、精神科の医師である事が幸運でしたね。奥様も偉い。散歩大切。“風の音や花の香り、色、そういった大自然ほどうつを治す力で、足で一歩一歩それらのエネルギーを取り込むんだ!” うつの偏見は無くならないかもですけれど、情報の共有は大事。

  • りー さん

    一年で復帰、というのは驚異的なスピードだと思います。周囲がとにかく優しい。著者が、それだけのことを周囲の方にしてきたのだと感じました。個人的には「感性が戻らない」というのに同感。病気前に呼吸と同じようにできていたことが、どうやってやっていたのか分からなくなったまま。お兄さんの一言一言が沁みました。「うつは必ず直る病気なんだ」「まともな精神科医なら自殺という言葉を聞いただけでも身の毛が逆立つものなんだ。」素敵なお兄さんだなぁ。色々な場所で、もがいている人がいる。治ることを信じて。

  • しゅん さん

    佐藤優が解説で書いている通りだが、「精神科医というのは患者を自殺させないというためだけにいるんだ」という先崎学の兄の言葉が重要に思う。「いまだに心の病気といれている。うつ病は完全に脳の病気なのに」の発言も同様に重い。「うつ気味」とは異なり、「うつ病」は死に向かおうとする脳のバグのような現象であることが、うつ病になったプロ棋士の文章によって具体的に描かれている。「書き始めたら書く内容がなくて困った」と先崎氏は書いているが、つまり「うつ病」に心理的な原因もなく、ドラマティックな回復でもないということだろう。

  • Baro さん

    先崎先生は、「3月のライオン」で知りました。さらに、この本もライオンの新刊で知りました。うつ病は「心の風邪」って言われることもあるけれど、うつと診断されたことがある身としては、先崎先生のお兄さん(精神科医)の「心の病気ではなく脳の病気」という言葉がすっごく沁みました。何はともあれ、先崎学の復活を心から喜びたいです。

  • かず さん

    ★★★Audible。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

先崎学

1970年、青森県生まれ。81年、小学5年のときに米長邦雄永世棋聖門下で奨励会入会。87年四段になりプロデビュー。91年、第40回NHK杯戦で同い年の羽生善治を準決勝で破り、棋戦初優勝。棋戦優勝2回。A級在位2期。2014年九段に。17年7月にうつ病を発症し、1年間の闘病を経て、18年6月、順位戦で

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品