肝っ玉かあさん 文春文庫

平岩弓枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167909093
ISBN 10 : 416790909X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
272p;16

内容詳細

東京・原宿の地元っ子の自慢といえば、原宿駅舎、欅並木に明治神宮。それに加えて、蕎麦屋「大正庵」のおかみ、という声も少なくない。大正五三子は心も身体も太っ腹、世話好きで、涙もろい、人呼んで“肝っ玉かあさん”。長男の嫁、孫育てに適齢期の娘…家族の悩みと喜びを、鋭くも軽妙に描く、これぞホームドラマの原点。

【著者紹介】
平岩弓枝 : 昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生れる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。19年「西遊記」で毎日芸術賞受賞。28年、文化勲章受章。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shizuka さん

    明治神宮のお膝元で蕎麦屋を営む、肝っ玉かあさんこと五三子さん。女手一つで息子、娘を育ててきたけれど、親の心子知らず、勝手な振る舞いばかりで五三子の心は穏やかでない。息子夫妻との同居。孫の九子と一緒にいられることが嬉しくてしょうがないが、嫁との確執、板挟みの息子の不甲斐なさが目につく。娘の縁談もなかなか捗らず、ひょんなことから再会した同級生に心惑わされることも。肝っ玉かあさんというけれど日常の出来事に泣いたり笑ったり。意外と普通のかあさん。庶民の生活の中での「あるある」に安心して心預けられる、良質な小説。

  • カーミン さん

    今年の初読みは、本作品となりました。昭和43年からドラマで放送され、多大な人気を集めたホームドラマのノベライズ本。かすかにタイトルに記憶があるものの、ストーリーは全く憶えていなかったので、楽しく読みました。大正庵のおかみさんは、皆が知る肝っ玉かあさん。平岩弓枝さんらしいストーリーですが、私は長男のお嫁さん綾さんが可哀想でなりませんでした。女性が結婚を機に仕事をやめるのが当たり前だった時代、育児と仕事を両立させることがどんなに大変であったか。それは今よりもさらに過酷なことだったのでしょう。

  • メルル さん

    蕎麦屋「大正庵」の女将、大正五三子と家族の物語。良くも悪くも昭和の懐かしい香りがする。嫁姑問題、親子問題、夫婦問題と抱える問題はどこでも一緒。どうやって乗り越えていくべきなのか。いろんな考え方があるものだ。一人一人の距離が昔はとても近かったが、それもだんだんと変わってくる時期に来ている。そんな時代だったんだな。遠いのも近すぎるのも困る。ちょうど良い距離ってどんなだろう。表紙の絵が良い味を出していて読む切っ掛けにもなった。

  • rokoroko さん

    子どもの頃やっていたドラマの小説化。私はドラマも見たことがない。編集者として働く嫁と息子が主人公の蕎麦やに同居。息子はいきなり蕎麦やを継ぐと宣言。そういえば私の兄もあたりまえのように家業の本屋を始めたっけと苦々しく思い返す。息子の配偶者なのに嫁と呼ばれ、決まった行動をすることが常識と思われる。私の義姉の行動もそうだよね、と胸が痛む。私達の10代ってこんな風なドラマやって人気博してたんだと思うと洗脳された私と同年代が困った舅姑になっているのも無理ないかと思うの。せつない読書だった

  • ふみえ さん

    昭和はコミュニケーション能力と忍耐。自分も経てきた時代なのに、今よりずっと大変だと改めて思う。でも、今は何でもハラスメントでこれも面倒。いつの世も人間関係は微妙で難しいと言うことかな。

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平岩弓枝

昭和7(1932)年、代々木八幡宮の一人娘として生まれる。30年日本女子大学国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。19

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