ピーター・ジェイ・マクミラン

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英語で読む百人一首 文春文庫

ピーター・ジェイ・マクミラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908416
ISBN 10 : 4167908417
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;16

内容詳細

日本人の誰もが親しんできた和歌集「小倉百人一首」が、美しい英語の詩になりました。英語を学びたい人はもちろん、日本の美をもっと深く知りたい人にも最適。知っていたようで知らなかったあの歌この歌の感動と理解が、英語で読むことでまた新たによみがえります。オリジナルの和歌と英訳が見開きで一覧できるレイアウト。

【著者紹介】
ピーター・J・マクミラン : 1959年、アイルランド生まれ。翻訳家、日本文学研究者、詩人。英文学博士。アイルランド国立大学卒業。プリンストン、コロンビア、オックスフォードの各大学で客員研究員を務める。日本在住歴は25年を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しゅてふぁん さん

    三十一文字にどれだけの情報を詰め込むんだ、という和歌の英訳に興味をそそられないはずはない!この本を読んで、詠人や詠まれた背景、当時の政情や人との繋がりに気をとられていて、大意は知っているけれど、ひとつひとつの言葉をきちんと確認していなかったな、と実感した。古語辞典、英和辞典、百人一首の入門書をお供に存分に楽しんだ。言葉と向き合う時間は新たな発見がいっぱい。英訳された和歌はなんともスッキリしたものだった。和歌によっては、意味するところをすべて詰め込むのは難しいよね。

  • Haruka Fukuhara さん

    リービ英雄やドナルド・キーンの存在でもうあまり驚かないけど、そうは言ってもやっぱりすごい努力の賜物なのだろうと感嘆する。百人一首の英訳対照。高校生くらいの瑞々しい感性に勧めたいけど(ちょうど今の仕事柄そういう年代に近いこともある)現実にはこういう趣味的な本に手を伸ばせるのはもう少し大人になってからという人が多い様子。もっとも感性に年代は究極的には関係ないとも思うので、若い方にも人生経験豊かな方々にもお勧めです。後書き(英語で書かれて翻訳されたもの)がまたなかなかの名文で色々と考えさせられました。

  • Ryoichi Ito さん

    著者は1959年,アイルランド生まれ。2008年出版の"One Hundred Poets, One Poem Each"(英訳・小倉百人一首)で有名になった。現在,万葉集の全訳に取り組む。日本の古典が世界の多くの人びとに届けられるのはすばらしいことだ。巻末に長い「あとがき」がある。私には,日本語の和歌より英訳の方が歌の意味がよくわかる。

  • Nonberg さん

    訳詩をひとつ引用します。"Just like the moon,/ you had come and gone/ before I knew it./ Were you, too, hiding/ among the midnight clouds?" これはたいへん親しまれてきた57番、紫式部「めぐりあひて…」の歌です。ここでは逐語を選ばず、主意を採り、リズム感良く、映像を喚起します。異なる言語で和歌を読むと新鮮な気づきがあります。いまは集英社新書版を本屋さんで購入できず文春文庫版で。お薦めの一冊です。

  • びっぐすとん さん

    図書館本。英語は得意じゃないが、それでも英訳のほうが原文よりも判りやすい歌があるのは皮肉的。原文だと主語が無くても「誰が・何が」なんて意識もしないが、まさに英語ではそこを明確にしないとダメだし、それによって解釈も変わってきてしまう。日本語だって解釈が変わるのは同じだが、あまり気にしないで「どっちもアリだな」と感覚で理解してた。著者のあとがきが興味深い、西洋の芸術=不変・永遠、日本の芸術=移ろうものという認識の差など「なるほどなぁ」と納得。その言語独特の言葉遊びは翻訳が大変そう。もっと古典の勉強しよう。

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