銀座 千と一の物語 文春文庫

藤田宜永

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907693
ISBN 10 : 4167907690
フォーマット
出版社
発行年月
2017年01月
日本
追加情報
:
313p;16

内容詳細

だれもが憧れる街、銀座。そこには恋も、挫折も、野心も、生きがいもある。なにかを期待するから、この街に男も女も引き寄せられ、なにかが起こるから、人生は彩られていく。銀座は、何気ない日常の中の特別な舞台―。「銀座百点」で好評連載された33のショートストーリーに、撮り下ろしの写真を多数収録。宝石箱のような一冊。

【著者紹介】
藤田宜永 : 昭和25(1950)年、福井県に生まれる。早稲田大学中退。48年、パリに渡り、エールフランスに勤務。55年に帰国後、エッセイを執筆。61年、『野望のラビリンス』で小説デビュー。平成7年、『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、8年、『巴里からの遺言』で日本冒険小説協会大賞短編部門大賞を受賞。その後『樹下の想い』で恋愛小説に新境地を拓き、11年『求愛』で島清恋愛文学賞、13年『愛の領分』で直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 新地学@児童書病発動中 さん

    銀座を舞台にした短編集。この街で繰り広げられる様々な人達の出会いと別れを、時に切なく時に温かく描いており、心に沁みる内容だった。これはお勧め。描かれた物語を通して銀座という独特の雰囲気を持つ街の息遣いが伝わってくる。都会的でありながら、人肌の温もりを感じさせる街でもあることが分かってくる。「ナルニア国の熊さん」では離婚して一人で子供を育てている女性が出てくる。彼女は本屋で熊のような男性に出会い、慰められる。短い時間でも心に残る出会いがある。そんな出会いを生み出すのが銀座という街なのかもしれない。

  • はれひめ さん

    新橋や築地を含めての銀座をタイムスリップできる大人向けショートショート。私はリアルに銀座一丁目の奥野ビル前を通ると中を模索したくなる衝動に駆られるのだが、何故か気負ってしまいギャラリーを覗いたことがないのです。こちらにはその奥野ビルの手動昇降機も出てきます。「探しもの」で島根から孫娘を探しに上京した祖父とリストラ男の話がお気に入り。たくさん章があり飽きそうになる処で私的お気に入りの話が挟まれて無事読了。

  • こうせいパパ さん

    銀座に関する短編集。自分自身は銀座に縁はないが、気楽にスラスラ読めた。ややお年を召した登場人物が多く、年配の方向けの本かと思われる。

  • コジ さん

    ★★★☆☆ 東京銀座を舞台にした大人のショート・ストーリーズ。末巻に登場した店舗や地図などの資料が示すとおり、銀座周辺をくまなく取材して書かれているのがよく分かる。個々の物語の舞台となった店舗でも高級に分類されるものは近寄ったことさえ無いが、周辺地域の描写や雰囲気は記憶にある「銀座」とマッチしてちょっとした「銀ブラ」気分が楽しめた。物語の方は、ショート・ストーリーの宿命なのか同じようなパターンで駆け足的な内容になりがちだが、その代わり、複雑な人物関係などは一切排除されているのでカジュアルに読める。

  • かおる さん

    32話の銀座を舞台にしたショートストーリーを集めた本ですが、どの話も小洒落た素敵な話でした。すべて銀座に実在する店等を舞台にしていたことにびっくりでした。随所に写真があるのがまたいいですね。やや年配の方向けかなと思います。

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人物・団体紹介

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藤田宜永

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、

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