ひさしぶりの海苔弁 文春文庫

平松洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907037
ISBN 10 : 4167907038
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
335p;16

内容詳細

春の終わり、にょきにょき伸びるアスパラガス。真夏に囓るきゅうりの爽快さ。目にしみるさんまの煙に秋の到来を感じ、酉の市で手に入れる切山椒は歳末の風物詩。おつな味、いまの味が記憶の扉を開く。惜しくも急逝された安西水丸画伯のイラストも大増量!食を愉しみ、食を哲学する絶品エッセイ特盛83篇をご賞味ください。

目次 : 1 ひさしぶりの海苔弁(きゅうりをがぶり/ 豚足と「昭和の女」/ エプロンにはレースでしょ ほか)/ 2 アタマのいい鴨はうまい(根室の秋さんま/ 卵焼きキムパプ/ 負けるな!山田うどん ほか)/ 3 二十五年めのハンバーグ(かまぼこ板の美学/ かまぼこ五連発/ いくらバターごはん! ほか)

【著者紹介】
平松洋子 : エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞受賞

安西水丸 : イラストレーター。1942年、東京都生まれ。日本大学芸術学部美術学科造形卒業。電通、平凡社などを経て、フリーランスとなる。朝日広告賞、毎日広告賞などを受賞。絵本、漫画、エッセイ、小説も手がける。2014年3月19日、急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    平松洋子さんの食エッセイ。近頃やたら食レポの番組が多い。彼ら彼女は一応に「美味い」「おいひー」まだ噛んでもいないうちに・・・・。このエッセイ集は言葉でそれを食べているような気にさせるエッセイだ。なんといっても素材をこねくり回してというのがなくて好きだ。海苔弁、きゅうりの丸かじり、みょうがの味噌汁、パリパリわかめをかけたご飯、目玉焼きをご飯上でぐちゃぐちゃにするやつ、お湯におぼろ昆布をいれただけのもの。多分海外に行くときっとすぐに食べたくなるのではないか。安西水丸さんのシンプルで温かい挿絵も素敵。図書館本

  • ぶち さん

    いつもながら平松洋子さんの文章は、気取りすぎずユーモラスで、軽やかでいて臨場感にあふれています。食材の描写、美味しさの描写は他のグルメ本のはるか上の高みをいっています。「アタマのいい鴨はうまい」「油揚げは人格者である」「ぎらりと光る蒼い刀が並ぶサンマ」「みょうがのすてきポイントは肩すかし」……もう食の哲学です。 一編一編に添えられた安西水丸画伯の挿し絵が、これまた哲学的で素晴らしいです、特に表紙の海苔弁の絵がすごいです。この黒いだけのシンプルな絵にガツーンときました。

  • のぶ さん

    以前読んだ平松さんの「かきバターを神田で」が面白かったので、同じシリーズで見つけて読んでみた。食に関するエッセイ集で、系列は「かきバター・・」と変わらないが、本作も面白かった。改めて思ったのは、各章3ページ程度だが、食べ物に対しての観察眼が鋭い。誰もが経験したことのある印象がとてもうまくまとめられている。登場する人たちとの想い出なんかも面白く絡められていて、思わず共感しうなずいてしまう。連載の文庫化のようだが、未読のシリーズがまだ残っているので、今後も楽しみに読み続けよう。

  • ばう さん

    平松洋子さんのエッセイはいつも表現が絶妙で食に関するエッセイはもう何冊読んでも飽きない面白さです。そしてどの料理も小難しくなくて簡単。豚汁、ワカメスープ、味噌汁。今すぐ家に帰って作りたくなっちゃう!そんな中、一番印象深いのは蒲鉾の話でした。私も蒲鉾板を愛する一人なので😁

  • kinupon さん

    読んでるだけでお腹がいっぱいになりそうです。中でも「負けるな山田うどん」面白かったですね。

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平松洋子

作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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