平成海防論 膨張する中国に直面する日本 文春文庫

富坂聰

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167900199
ISBN 10 : 416790019X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年01月
日本
追加情報
:
276p;16

内容詳細

日本が世界有数の海洋国家であることを普段意識することはない。しかし尖閣諸島など海上の国境では日々パワーゲームが行われていた。海へと膨張を続ける中国に、日本はどう対していけばよいのか?ジャーナリスト富坂聰が取材する!文庫版書き下ろしとして、誕生した中国海警局について、その戦略を解き明かす。

目次 : 第1章 “友愛の海”という幻想/ 第2章 エネルギー争奪戦がもたらした自衛隊与那国島駐屯/ 第3章 調査捕鯨船団vs.環境テロリスト、南氷洋の闘い/ 第4章 「海賊問題」の本当の脅威とは何か?/ 第5章 北朝鮮不審船との白熱の攻防/ 第6章 中国海警局 その戦略的意味(文庫版書き下ろし)

【著者紹介】
富坂聰 : 1964年、愛知県生まれ。北京大学中文系に留学。週刊誌記者を経て、現在フリージャーナリストとして活躍。94年、『龍の伝人たち』で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • James Hayashi さん

    今後も増額が望まれる日本の海防衛。尖閣や竹島だの領土だけでなく、メタンハイドレートなどの資源を保守する上でも必要。海上保安庁の所属だが、警察や、防衛省、政府との連携を考えれば、国土交通省は連携の上でスムーズとは言い難いと思うが。予算の問題もあるが、中国や韓国は海防増強が見られる中、迫られる日本。日本が守るべきEEZは広い。 尖閣などで一戦を交え勝利を得ても永続的な領土とはなり得ないのは、サッチャーの下で戦われたフォークランド諸島を見ればわかるという。不測の事態。抑止力。尖閣購買は虎の尾を踏んだと云える。

  • モモのすけ さん

    「生きている海と向き合う限り、変化との戦いは海洋国家が抱える宿命でもある。だが、日本は海の広さに比べてその海を守るための外交力、情報収集力、対応力に乏しいのが現実だ。その最大の要因をつくっているのは、自ら海に依存しながら海に無関心でいる(われわれ)日本人自身なのである」

  • ceskepivo さん

    海洋をめぐる出来事を分かりやすく解説している。相手のある外交では、IQの高い一人の人物やこぶしを振り上げる頼もしい態度が何かを解決してくれる”奇跡”を期待してはならない、重要なのは国民一人一人の覚悟だという著者の指摘は共感できる。その覚悟の前に知識が必要であり、その知識を与えてくれるのが本書だ。日本の将来は、海洋にかかっている。

  • さわたり さん

    ★★★★★尖閣だけが問題ではない!直接は書かれてませんが、集団的自衛権の議論される背景がうかがえます。常に外圧にさらされ、国防に立つ日本の海自、海保の過酷さに足がすくむ思いです。だからって改憲も解釈の変更も認められるもんじゃない。日本政府にはもっとていねいに議論してほしい。国際裁判で禁止が決まる前の捕鯨のことも書かれてます。理不尽で馬鹿馬鹿しくて、悔しいです。あー!くやしー!そしてなにより著者の情報力に敬服。

  • arisaka さん

    中国問題ジャーナリストとしての著者が警告する、これからの日本の海防。尖閣を巡って中国と台湾が手を結ぶかもというニュースを数日前に見たが、著者がこの元本でそれを警告したのは2009年だ。石原都政の失策が尖閣問 題を拗れさせたのに、一切責任を取らないというのには同意。軍靴の足音がと喚きたてることができるのも、実際、軍靴なんかどこにもないからだ。でも、そろそろ用意しなきゃならない時代がくるのかも。

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富坂聰

1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学した後、週刊誌記者などを経てフリージャーナリストに。94年『「龍の伝人」たち』(小学館)で、21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。新聞・雑誌への執筆、テレビコメンテーターとしても活躍。2014年より拓殖大学海外事情

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