葉桜の季節に君を想うということ 文春文庫

歌野晶午

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167733018
ISBN 10 : 4167733013
フォーマット
出版社
発行年月
2007年05月
日本
追加情報
:
16cm,477p

内容詳細

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

【著者紹介】
歌野晶午 : 1961年、千葉県生まれ。東京農工大学農学部卒業。1988年、『長い家の殺人』でデビュー。2003年に発表した『葉桜の季節に君を想うということ』で、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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叙述ミステリーの傑作です!先が気になって...

投稿日:2021/07/08 (木)

叙述ミステリーの傑作です!先が気になって一気読みでした。驚愕のラスト!最後は想像もしていない終わりかたで騙されました。ネタバレになりますので詳しくは書けませんが色々と騙されます。伏線がいくつもあったのに悔しいです。本当に面白かったです。

Yuki さん | 神奈川県 | 不明

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実写化の映画・ドラマでは味わえない小説な...

投稿日:2021/07/04 (日)

実写化の映画・ドラマでは味わえない小説ならではの醍醐味を味わえた。真相を知って振り返ると、二度三度と読み返すこと必至の名作ミステリー小説。

とどけ さん | 千葉県 | 不明

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控えめに言って、絶叫しながら椅子から転げ...

投稿日:2021/04/25 (日)

控えめに言って、絶叫しながら椅子から転げ落ちるくらいの衝撃を味わえます。そう、ごく控えめに言って。椅子で読んでいない?大丈夫。問題ありません。 床で読んでいても布団で読んでいても、授業中に読んでいても中央線で読んでいても、間違いなくその場所から転げ落とされます。宇宙空間の無重力状態で読んでいる?甘いです。転げ落とされます。なので、転げ落ちると支障をきたす場所では読まないことをオススメします。 本書はあらゆるミステリ賞を総なめにした歌野昌午氏による長編ミステリ。「張り巡らせた伏線を回収する」といういわゆるミステリ考察時によくある表現では収まりきらないのが本作。 「仕掛けた爆弾が終盤で次々に爆発し、いちばん最後に、いちばん最初に仕掛けた爆弾が大爆発する」というのが正しい表現だと思います。 地の文が面白いので楽しく読み進められるのも本作の美点の1つ。 長編ミステリ読むなら読み応えがあるものを読みたい、ミステリ読むなら予想もできない角度から騙されたい。そんな期待に見事なまでに応えてくれて、かつ転げ落としてくるのが本作です。 ビックリしたい方はぜひ本作を。 転げ落とされる覚悟をして読んでも、きっと無事に転げ落とされます。

チョコぞう さん | 神奈川県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サム・ミイラ さん

    なるほど。確かにこれは映像化は無理だ。文章の利点と構成の妙。何を言ってもネタバレになるので多くは語れないが、上手すぎる展開に驚くよりもすんなり受け入れてしまう感じ。少々狡い記述と感じるところもあるが、騙されて悔しいとかこの作品においてはなさそうだ。一ヶ所都合良すぎる偶然が気になる所だがそうしないと話も成立しないので良しとしよう。物語を越え作者のメッセージは最終章に凝縮される。私には人生の応援歌のようで嬉しかった。最後にひとつ。解説の代わりとなる補遺は絶対先に読まない事をお勧めする。

  • ehirano1 さん

    道尾秀介系でした。完全にやられました、完敗です。これだけコテンパンにやられると寧ろ心地良いです。

  • 遥かなる想い さん

    2004年このミス1位:タイトルが非常に魅力的なのだが、ストーリー展開はよくある感じ。楽しく読み進めていけるのだが、評判が高かっただけに少し拍子抜けか。

  • 青乃108号 さん

    もう10年以上前になるか、1ページ目に記述された性行為に対する男性目線のあからさまな思いあがりに嫌気がさして早々に止めてしまっていたのだが、この度縁があったのか図書館で見かけたので読んで見る事にした。タイトルから勝手に枯れた中年男性の恋愛がらみの話だろうと思い読み始めたが、意外やYA小説の様で文体も読みやすく、展開もテンポも良いのでぐんぐん読めてしまう。面白い。これは面白い。【殺戮にいたる病】と並び称される作品だけに構えながら読んでいたのに結局やっぱり騙されて唖然。しかしながら読後は爽やかで素晴らしい

  • kishikan さん

    最近初読み作家さんを読む機会が多いけど、これもその一つ。タイトルからは美しいラブストーリかと思いきや、トリック満載のサスペンスミステリでした。書き出しは単調でも話が進むにつれオヤッという展開に。章が変わる度映画のフラッシュバックのようにそれぞれ過去と現在、場面AとBが並行して話が進みます。加え、それぞれラストに向けた伏線が張られています。そして息もつかせず終盤へ・・・・あっと驚く仕掛けが待っています(でもその前に分かってしまうかも)。そして淡く切ない恋のラストの幕が下ろされます。歌野ミステリの傑作!

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人物・団体紹介

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歌野晶午

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2003年『葉桜の季節に君を想うということ』で「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」でともに第1位、第57回日本推理作家協会賞(長編および連作短編部門)、第4回本格ミステリ大賞を受賞。10年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回本格ミステリ大賞をふ

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