汚職大国・中国 腐敗の構図 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167651046
ISBN 10 : 4167651041
フォーマット
出版社
発行年月
2001年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,317p

内容詳細

いくら撲滅のかけ声をかけても、いくら悪質な連中を死刑や厳罰に処しても効果なし。中国の汚職のひどさはまさに底なし沼の状態。最近では「組織ぐるみの犯罪」が多発するなど、当局の捜査は難しくなるばかり。なぜ汚職は一掃されないのか?中国を揺るがせた事件の数々を取材し、共産党幹部や高級官吏の腐敗の実態を暴く。

目次 : 序章 急増する官・民の「複合集団犯罪」―反汚職通達も効果なく党幹部はますます堕落/ 第1章 建国以来最大!無錫市の経済犯罪―事件のなかに事件あり、人のうしろに人あり/ 第2章 「北京独立王国」の崩壊―副市長・王宝森の自殺と市長・陳希同の失脚/ 第3章 「官」を売買する悪徳役人―泰安市の汚職事件を追いつめた検察陣の執念/ 第4章 武装集団はなぜ「銀海」に突入したか―巨額損失をもたらした女性黒幕の責任を問う/ 第5章 東莞市が乗っ取られた!―二十年に及ぶ汚職歴を持つ高級幹部の罪と罰/ 第6章 「腐敗撲滅」に立ち上がった一揆勢―党につきつけた「民衆にとっての政治」とは?/ 第7章 暴かれた「模範的党支部」の正体―村長はなぜ極悪非道な支配が続けられたのか/ 第8章 官界で流行している「二号囲い」―女遊びをして党籍と官職を失った転落の軌跡/ 資料1 一九九五年度・腐敗官僚百余名の身上調書/ 資料2 一九九六年以降に公開処理された汚職官僚

【著者紹介】
暁冲 : 香港のベテラン記者で、著名な政治評論家でもある。現在、香港の月刊誌『前哨』編集長、夏菲爾国際出版公司社長兼編集長。著書は『当代中国文学新潮』など。編集責任者としてまとめた本は、政治、経済、文化方面の専門書が100冊近くある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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