君美わしく 戦後日本映画女優讃 文春文庫

川本三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167641016
ISBN 10 : 4167641011
フォーマット
出版社
発行年月
2000年04月
日本
追加情報
:
428p;16

内容詳細

戦後日本映画の黄金期をいろどった憧れの名女優17人への連続インタヴュー。大監督や共演男優の想い出、女優を目指したきっかけ、六社協定の荒波、そして、その後の人生―とっておきの逸話から浮かび上がるのは、戦争をくぐりぬけ、女優という職業を生き抜いてきた毅然たる女性の姿である。スチール多数収録。

目次 : 女優嫌いの大女優・高峰秀子/ ういういしく清楚な白い花びら・津島恵子/ 天衣無縫な戦後の明るさ・淡島千景/ 笑顔を絶やさぬ“あんみつ姫”・久我美子/ ひそやかに咲く白い百合・八千草薫/ 自由闊達な現代女性の色っぽさ・岡田茉莉子/ 舞台に生き、映画に生きた名女優・杉村春子/ 五社協定と闘った美女・山本富士子/ はじめてヌードになったグラマー女優・前田通子/ 寂し気な日本的抒情美人・新珠三千代/ ”東映城”のお姫様・高千穂ひづる/ 貧しくもけなげに生き・二木てるみ/ いつまでもあでやかな大女優・山田五十鈴/ 映画への夢と”バラと痛恨日々”・有馬稲子/ 銀幕に花開いたクール・ビューティー・司葉子/ 愛らしい女学生から官能的なをんなへ・若尾文子/ 白いブラウスの似合う先生・香川京子

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 桑畑みの吉 さん

    1995年から雑誌に掲載されたものを1996年単行本として出版。2000年4月刊行の本書はその文庫化である。インタビューに登場する17名の女優たち殆どが日本映画黄金期の昭和20年代〜30年代を中心に活躍した。1995年当時で既にレジェンド級の女優ばかりである。その中で私はあえて前田通子さんに注目したい。「裾をまくれ」という監督の指示に従わなかったとして、1957年に映画会社から不当に解雇された女優である。川本氏が10年以上も申し込み続けてやっと実現したインタビュー、解雇の経緯やその後の苦労が印象に残った。

  • グラコロ さん

    脇目もふらずもっぱら洋画ばかり観ていた私を、強力にぐいっと振り向かせてくれたひと。感謝します。 グラコロ堂〈人生で影響を受けた100冊〉 https://bookmeter.com/users/626279/bookcases/11552173

  • hart さん

    高峰秀子·淡島千景·山田五十鈴·若尾文子など、戦後日本映画黄金期を代表する名女優へのインタビューを通して、それぞれの戦中·戦後 女優を生きぬく姿を浮かび上がらす。「二十四の瞳」「浮雲」女優嫌いの大女優、高峰秀子さんの何と魅力的なことか。憧れの大女優達に会うなんて羨ましいですね。川本さんは、かつての親友の中·高·大同期。その縁で一度だけ電話で話した。作品を読む度、川本さんほど 本を読み映画を観る人がいるのかと驚く。文学·映画·東京·旅など評論·エッセイすべて面白い。

  • kauai9696 さん

    年齢を重ねても みなさん 今でも 充分美しい。個性が はっきりしていて いい。 映画という非日常世界で さまざまな作品を激動(戦争)の日本の時代の流れとともに 演じきってきた。今は このような大物女優と言われる人は 吉永小百合くらいかな。

  • tkm66 さん

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人物・団体紹介

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川本三郎

評論家。1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。91年『大正幻影』でサントリー学芸賞、97年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の昭和』で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、12年『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞。本書のもととなった連載「映画を見ればわかること」では、キネマ旬報読者賞を九回

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