殺された道案内 八州廻り桑山十兵衛 文春文庫

佐藤雅美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167627034
ISBN 10 : 4167627035
フォーマット
出版社
発行年月
2001年06月
日本
追加情報
:
16cm,369p

内容詳細

お役目とはいえ、今日も“八州廻り”の桑山十兵衛は関八州を駆け巡る。尽きることのない悪党、難事件…。大好評第二弾は、剣豪・千葉周作が、初恋の女性が、捕り物の背後で、彼の心を掻き乱し、微妙な影を落とす。決して恰好良くはない。が、人間味溢れる男やもめのヒーロー・十兵衛の見事な手腕と侠気をお楽しみあれ。

【著者紹介】
佐藤雅美 : 昭和16(1941)年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。会社勤務を経て、43年よりフリーに。60年、処女作「大君の通貨」で、第4回新田次郎文学賞受賞。平成6年、「恵比寿屋喜兵衛手控え」で第110回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • baba さん

    八週廻り桑山十兵衛2作目。初恋の女性との約束が気になりながらも仕事があり、何とかかたをつけ戻ると川の氾濫で苦い想いをする。更に師匠の頼みで千葉周作に意見をする羽目に、まだまだ苦労は続く十兵衛の姿が若く感じられる。

  • icchiy さん

    桑山十兵衛さんシリーズ、第二弾。なんとも女運のない十兵衛さん、初恋のヒトと一緒になれそうだったのに、、、事件を巡る八州廻りの活躍はなかなか面白いです。当時の関八州がいかに乱れていたかが分かります。後書きにかえて、で関八州廻りのことが詳しく記述されておりシリーズを読むとく助けになってます。

  • ひかつば@呑ん読会堪能中 さん

    八州廻り桑山十兵衛を描いた第2弾は、武名を挙げんとする若き千葉周作に まつわる厄介事が横軸におかれている。理不尽な仕事でも命に背く訳には行かない下級役人の十兵衛がさまざまな難事にあたるが、この男、役目では強運を持っていながら私生活面では不運ばかりで疫病神にまとわりつかれているようだ。かっこよさと哀愁漂う姿が繰り返されるところがなんとも面白い。

  • ジュール さん

    再読。やはり安定的な面白さ。

  • nyaboko さん

    いかに噂がアテにならないか、自分の目で見て確かめる必要があるかというお話。有名人千葉周作がチラチラ随所に名前と風聞だけ登場し、「どんだけワルだよwww」と期待を膨らませるのだが、最後のオチにほっとさせられた。主人公のなんとも中途半端なカンジがたまらなくいい味だしてて楽しい。完全に胸のすく話はないけれど、要所要所スッとするのでいいのだよな。(本間違えたw)

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佐藤雅美

1941年1月兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒。’85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、’94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞する。2019年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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