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カノン

Setsuko Shinoda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167605025
ISBN 10 : 4167605023
Format
Books
Publisher
Release Date
April/1999
Japan

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    康臣がヴァイオリンで高声部の主旋律を奏でるとすれば、チェロの瑞穂は低声部を支えながら、時にはヴァイオリンを追いかけてもゆく。音楽においては凡人の域を出ない正寛は、真っ向からは主題に入ってはゆけない。この3人にさらにナスターシャ等複数の人物が絡み合っていく構成をとるが、主要な登場人物が多く、それぞれが個性的であるために、逆に主題の収斂度がやや弱くなってしまったようだ。もっとも、最後はバッハの音楽の厳格な構成原理のように、物語は円環を結ぶのではあるが。音楽と山―篠田節子さんの得意の分野を生かした作品だ。

  • gonta19

    新規購入ではなく、積読状態のもの。恐らく1999年4月に購入。 2019/1/9〜1/13 積みも積んだり19年ものの積読本。音楽や芸術に打ち込む、というのは残酷なことだなぁ。購入した当時は趣味ではなかった登山関係の描写もあり、積んで良かったのかもしれない。奥穂高は行ったことがあるが、あの稜線で雷に遭うなんて、想像もしたくない。

  • えみ

    その旋律は何を訴えているのか。何を想って奏でていたのか。自殺した康臣が死にゆくその瞬間まで弾いていたのはバッハのカノンだった。たしかに彼と恋人だったと言えるほんの一瞬、だけど脳に焼き付けるほどの強烈な共鳴を、青春の影として心の奥底へ仕舞い込み20年を過ごしてきた小学校の音楽教師・瑞穂。彼の訃報は忘れていた感情、思い出、そしてあの時置いて来てしまった大切なものを蘇らせる。カセットテープに残された音に込められていたのは呪いなのか?手放しても戻ってくる音源、姿を現す康臣、狂いだす人々…怪異の連続に背筋も凍る。

  • s-kozy

    40歳を前にして「私の人生これでよかったのかしら?」と気づいてしまった女性の物語。20年前のある一時期を明(かなりの混乱もあるが)、それ以降の職業人・家庭人としての人生を喑としてえがいていることに違和感が強く感じられ、スッキリと読み進めることができなかった。人生ってくっきりと区分けできるものではなく、もっと事柄と事柄に連続性があるものじゃないのかな?

  • エドワード

    音楽教師の瑞穂は、ある日、かつて愛した康臣の自殺を知る。知らせたのは康臣の親友の正寛。葬儀で信州を訪れた彼女の脳裏に二十年前の青春が蘇る。よくある幕開けながら、一気に三人だけで過ごしたあの夏の合宿へ引き込まれる。男性二人に女性一人の合奏は火花の散る緊張の連続だ。天才康臣と努力家正寛の友情と反目、二人の間で揺れる瑞穂の心の綾。過去へ遡るミステリーは深く哀しい。音楽とともに奏でられる瑞穂の女性としての心と身体の変化の描写が素晴らしい。<音楽とは何か>を問う視点も秀逸だ。私は康臣のバッハを受け容れる自信はない。

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