追悼者 文春文庫

折原一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167451141
ISBN 10 : 416745114X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
追加情報
:
457p;16

内容詳細

浅草の古びたアパートで絞殺された女が発見された。昼は大手旅行代理店の有能な美人OL、夜は場末で男を誘う女。被害者の二重生活に世間は沸いた。しかし、ルポライター・笹尾時彦はOLの生い立ちを調べるうち、周辺で奇妙な事件が頻発していたことに気づく。「騙りの魔術師」が贈る、究極のミステリー。

【著者紹介】
折原一 : 1951(昭和26)年生まれ。早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たらこ さん

    東電OL殺人事件を題材にしてあるという事で手に取ってみました。事件からはかなりかけ離れた物になってしまってましたが、騙され騙され…犯人がわかった時の爽快感至りました。復讐心に燃える人間の怖さを見た。

  • 加賀恭一郎 さん

    犯人当ての小説は、意外な人物を予想しとけばだいたい当たるがこれは。。またも折原さんの術中にはまりました。〜者シリーズもあと2作。個人的には遭難者以外は満足しております。

  • yumiko さん

    「東電OL事件」を題材に、著者の大胆な発想が加えられた長編ミステリー。主人公であるライターが初っ端から脇が甘くてダメダメなのが気になるも、これが伏線か?と思いながら読み進める。次から次への情報に翻弄され、頭の隅に追いやられていた途中途中の違和感が繋がり、最後にドカンとぶっ放される真相は、驚きの一言。「騙りの魔術師」との呼称に納得のラストだった。でも正直なところ、驚愕の結末!的な推理物を求める人向きなのでは。人の気持ちってこんな風に動くかなあと感じてしまった私は、もう少しパズル要素のない推理物が好き。

  • tengen さん

    キャリアウーマン、そして娼婦。 二つの顔を持つ丸の内OLの大河内奈美が殺害された。 彼女の死を探索するライターの篠尾時彦。 ノンフィクションの取材を続け事件の真相に迫る。 ☆彡 こんなに長くする必要あったのかな…

  • すたこ さん

    ★★★構成は面白いんだけど、ちょっと長すぎた…。途中で飽きてしまって、何度もリタイアを考えた。結末も予想とは違ったものの驚きもあまりなく、少し残念。でも、ゾワゾワっとしたラストは、次々と色んなことが暴かれ衝撃だった。恐怖!

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折原一

早稲田大学卒業後、編集者を経て88年に『五つの棺』(後に改作して『七つの棺』)でデビュー。以後、大胆な叙述トリックを駆使した本格ミステリーからトラベルミステリー、サスペンス、ホラーと幅広い作風で活躍。95年には『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2018年には『異人たちの館

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