Books

繁栄と衰退とオランダ史に日本が見える

岡崎久彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167362034
ISBN 10 : 4167362031
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1999
Japan

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 中年サラリーマン

    覇権国家スペインが健在な間は貿易に邁進し経済大国へ突き進んでいればよかった。しかし、富めばスペインもちょっかいを出す。となればイギリス、フランスと合同で戦うしかない。ちょうどスペイン帝国も寿命に近づいていたのか打ち破ってしまう。しかし、それはスペインという王者がいなくなりパワーバランスが崩れたことを意味する。イギリスはオランダを後から追いかけてくる国。フランスも元々はオランダをよく思っていない。オランダは内政のゴタゴタで軍備がおろそか。周辺国のオランダ狩りが始まる。オランダをみた時、日本はどうか!

  • harass

    貿易で世界を席巻し衰退したオランダの歴史を紹介し、日本のあり方を問うビジネスマン向けの歴史読み物。  「歴史から学ぶ」といっても、一般ビジネスマンは、歴史の素養もなく時間もないし興味のとっかかりが無いので、歴史書を手に取る機会は少ない。だが彼ら向けに噛み砕いて現代人の興味と問題意識をうまく絡めた読み物は数多い。しかし、個人的にはこういう種類の本はおざなりなものが多いので避けているが、この本は内容的にもスタイルも十分読むに耐えるものだった。用語や人名だけで覚えている歴史を肉付けしてくれる良書。

  • sankichineko

    ウィリアムのもと高い理想を掲げ、百万の犠牲と80年を費やし達成した独立の後の歴史を知ったら、犠牲者たちは何を思っただろう。露骨な拝金主義と政治の混迷。「われわれ(イギリス人)のように強く勇敢な国民が経済的に困窮していて、自分達のための戦いをも金を払って他国民に戦ってもらっているような卑怯な商人ども(オランダ人)が世界の富を集めているのは、果たして正しいことなのであろうか?」イギリス人とオランダ人の所に、別の国民を当てはめて考えよう…。

  • Galilei

    小国故にハプスブルグやスペインに翻弄し続け、マウリッツ総督は織田信長の如く最新兵器を駆使して独立を遂げた。副題の「日本が見える」が重要。例えば低地と山地は違うが、中世の治水や城郭の土木技術が干拓工事へ発展した。蘭では閉ざされた冬は読書に勤しみ、日本は寺子屋へ通い高い庶民の民度で科学技術が急速に花開いた。だがチューリップバブルや英仏戦争という経済と軍事の驕りが、国家の崩壊を招いたのは、第二次大戦やバブル崩壊の破綻に至った日本と似ており、外交や経済で背伸び続けた日本の稚拙さと危うさが17世紀末の蘭から学べる。

  • しんこい

    再読。前に読んだときは宗教的理由でのスペインの殺戮の凄まじさが印象に残ったようですが、今回そういった宗教改革の影響はや新大陸からの富の流入等から入らないとオランダの繁栄もその後の衰退も理解できないと感じました。政争になると論理的に正しいかどうか関係ない意見に支配されて身動きできなくなるのは、今の状況にも通じます。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items