巨悪vs言論 田中ロッキードから自民党分裂まで 上 文春文庫

立花隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167330132
ISBN 10 : 416733013X
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
追加情報
:
16cm,537p

内容詳細

1976年の田中逮捕から93年の金丸逮捕、宮沢内閣不信任解散、自民党分裂まで、日本政治史上未曾有の混乱の時代に、立花隆が書き続けた1万枚以上の原稿の中からエッセンスを抽出。上巻では、田中のすさまじい権力闘争と、田中型の金権と力・数の政治がいかにして日本の政治を歪め、プロトタイプとなっていったかを検証する。

目次 : 第1部 闇将軍の時代(田中逮捕と田中型政治/ 新潟三区角栄大勝の構造/ 初公判の涙/ 被告人と宰相/ 闇将軍の選択 ほか)/ 第2部 「田中支配」の終焉(五億円収賄犯の祝宴/ 「もっと悪い奴が上にいる」/ 田中角栄と私の九年間/ 虚構が崩れた時/ 田中擁護のあらゆる俗論を排す ほか)

【著者紹介】
立花隆 : 昭和15(1940)年長崎県生れ。39年東京大学仏文科卒業。49年「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文芸春秋」11月号)で金脈批判の先鞭をつけ、以後精力的に腐敗政治批判を続けている。知的関心は幅広く、その徹底した取材と卓抜な分析力による文筆活動で、58年菊池寛賞、平成10年司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • AICHAN さん

    図書館本。ロッキード事件と聞いて知っている若者はいないかもしれない。あのころは「記憶にございません」が流行語になったものだ。あんな事件を起こしながら田中角栄は選挙で大勝する。地元のために道路を作り鉄道を敷き橋を架け、田中は地元では英雄だった。田中がどんなに悪徳な政治家でもその地元では彼に票を入れる。こういう構図があるから、中央で事件を起こした政治家でも選挙で勝つことができる。衆院選や参院選は全国民の投票で行うべきだ。全国放送のテレビ等で候補は演説し、国民は投票する。そういうシステムができないものか。

  • Nobu A さん

    立花隆著書3冊目。暫く積読本として放置していたが、石原慎太郎著書「天才」を読了後、知識欲を満たす為に本著を手に取った。田中角栄が脳梗塞で倒れた時はまだ政治に興味がなかった高校卒業時。何故このような権力欲の塊で金の亡者が生まれたのか。事実を緻密に積み上げ、博識で様々な角度から切り込んでくる。しかも、分かり易く。田中角栄伝記が白々しく映る。石原慎太郎は何故こんな本を執筆したのか疑問に思う。本著は読み応え十分。下巻では何を語ってくれるのか楽しみ。「知の巨人」の凄さを再認識。そして、立花隆の逝去を惜しむ。再合掌。

  • よしひろ さん

    田中首相のロッキード事件を中心に糾弾していく。筆者の読書量はあまりにも有名だが、これだけ丹念に情報収集し、整理して論理展開していく様は、大変勉強になる。それにしても、法律があってもその解釈・主張の仕方次第で、人間の行為は白にも黒にもなるんだなと思った。

  • こうきち さん

    Kindle合本版で、やっと読了。立花さんが、こんなにしっかりと勉強しているということに驚いた。途中、田中角栄の頭とも比較して、独学に関することが書かれているけど、おもしろい。しかし、この時代の政治は、本当にひどい世界だな。

  • みほちん さん

    田中角栄のロッキード事件を中心に、田中がなぜこのような事件を引き起こしたのか、彼自身の政治手法や理念について丹念に掘り下げて書かれている。田中はあまりに負の遺産を今の日本の政治に残したことを冷静に分析している。それにしても貧しい幼少期を過ごしたことが、貧困に苦しむ人を救済することにはつながらないんだなぁと田中の生き方を知るとわかります。

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立花隆

昭和15(1940)年、長崎県生まれ。39年東京大学仏文科卒業。49年「田中角栄研究―その金脈と人脈」(「文藝春秋」11月号)で金脈批判の先鞭をつけ、以後精力的に腐敗政治批判を続けた。知的関心は幅広く、その徹底した取材と卓抜な分析力による文筆活動で、58年菊池寛賞、平成10(1998)年司馬遼太郎賞

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