発熱 下 文春文庫

辻原登

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167316099
ISBN 10 : 4167316099
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
追加情報
:
16cm,338p

内容詳細

エスタブリッシュメントの反撃は苛烈を極めた。裏切り、罠、謀略、ついに司直の手が伸びる。絶体絶命の龍を救えるのは、元名妓の右近のみ。かつていったんは闇に葬られた金融スキャンダルの鍵を握る女。「御前さま」と呼ばれる政界の黒幕が彼女を追う。マネーも権力も、恋もいただく。絢爛たる挑戦の行く末は…。

【著者紹介】
辻原登 : 1945(昭和20)年和歌山県生まれ。90年「村の名前」で第103回芥川賞受賞。99年「翔べ麒麟」で第50回読売文学賞受賞。2000年「遊動亭円木」で第36回谷崎潤一郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    後半も一気に読んでしまいました。今現在ではあまり考えられないことですが、ひと昔ではこの中にあるような経済的事件のようなものが頻繁に起きていました。ただ辻原さんのいいのは単なる経済小説的ではなく情緒的な側面を入れ込んだり、古典の話やクラシックなども出てきたりして、知的満足感を与えてくれます。

  • 黒豆 さん

    金融関係のやりとりも面白かったが、龍と綾の関係が良かった。欲を言えば金融の突っ込んだ話も期待したが。

  • tegi さん

    20章には泣かされました…。ある男の死の瞬間を描く手さばきが美しくて美しくて。/壮大な物語のようでいて、気づいてみればある男が熱を出して再び起き上がる、というただそれだけのお話。その清々しさ!読むものもまた、熱を出して治ったあとのような軽やかな気だるさと快さに包まれる。/なおぼくは金融については門外漢ですが、謀略・諜報小説としての味わいは一級であること、保証いたします。

  • Jeanie さん

    2005年の作品とは思えないほど古くさい、なぜ? 元暴走族、たぐいまれなる美貌と高いIQ、アメリカ留学の後、東大法学部、その後ウォールストリートの伝説のディーラー、その彼の名前が天知龍、通称ドラゴン。うぉおおおおおおお、ださっ

  • ヨシオ・ペンギン さん

    ヘッジファンド、空売り、自己廃業やらなんやら。門外漢にはまったくわからない言葉がならんでいる。しかし、これだけはわかる、ドロドロしてんなー。お金のことやら女のことやら…現実で汚いと思うようなことをまじまじ見せつけられる。しかしそれでいてどこか乾いた印象もある。呉の思索。ところどころの引用、私はそんな中にこそ、この小説の醍醐味があるように思えた。株が全く分からないからかもしれないが。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

辻原登

1945年(昭和20)和歌山県生まれ。90年『村の名前』で第一〇三回芥川賞受賞。99年『翔べ麒麟』で第五〇回読売文学賞、2000年『遊動亭円木』で第三六回谷崎潤一郎賞、05年『枯葉の中の青い炎』で第三一回川端康成文学賞、06年『花はさくら木』で第三三回大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品