毛沢東の私生活 下 文春文庫

李志綏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167309718
ISBN 10 : 4167309718
フォーマット
出版社
発行年月
1996年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,537p

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読書メーターレビュー

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  • James Hayashi さん

    毛沢東は後半パラノイアに冒され精神的に苦しかったよう。多量の睡眠薬を必要とし、インポテンツでありながら、薬や医師を信じず、若き女性のみ頼りにしていた。欲しい権力を手中にしながら、権力というパワーに振り回されてしまっている感じがした。間違った政策により数千万の命が奪われ、自由を行使できない環境。それに対し主席は性力を振り回す姿が滑稽。4番目の妻、江青と愛人の張玉鳳は毛沢東のそばで権力を得ていく様子も恐ろしい。

  • Willie the Wildcat さん

    最期に垣間見る人間性。静と動。前者が賀子珍、後者が張玉鳳。歪んだ野心と手段との唯一の心のバランスという印象。(幹部は言うまでもなく)国民をも”捨石”とする政治哲学。現代にも通じる各種思想教育と政治的締め付けの根底かもしれない。一方、理想と現実の乖離に苦しむも、健気に主席に尽くす著者。国民の心境の現実描写なのかもしれないと感じる。著者と奥様の陰のない写真の表情が、どこか救いでもある。

  • 活字の旅遊人 さん

    ごたごたに巻き込まれますよね。そして、出版3か月後に亡くなっている、というのがね。

  • Koki Miyachi さん

    毛沢東の私生活の晩年に近い数年について描かれている。周囲に対する猜疑心、自己中心的に自分の権力を維持しようとする飽くなき欲望には言葉もない。国民を犠牲にすることも厭わない。昨今の中国の利己的な行動、独裁的な習近平の振る舞いも、毛沢東の生き方を知ると決して不思議ではない。筆者命を賭して書き残した本書は、中国という国の閉塞感、エゴイズムを私たちに教えている。今後も語り継がれるべき歴史的な価値がある本だと思う。

  • アメヲトコ さん

    長編の下巻は大躍進の失敗から文革、そして毛の死まで。毛沢東の権力闘争のえげつなさには恐ろしいものを感じます。他書では良識の人として描かれることの多い周恩来も、ここでは毛の完全なイエスマンでマインドコントロールされている印象。著者は本書刊行のわずか3ヶ月後に風呂場で謎の突然死を遂げ、かの国では本書は発禁であるのだとか。本書の話は果たして遠い過去のことであるのでしょうか。

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