宮尾本 平家物語 1 青龍之巻 文春文庫

宮尾登美子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167287092
ISBN 10 : 4167287099
フォーマット
出版社
発行年月
2008年10月
日本
追加情報
:
592

内容詳細

清盛7歳。死別した母を思慕する少年は、平家の統領である父のもとに引き取られる。出生の秘密が暗い影を落とすなか、自らの運命を受け止め、強い決意をもって乱世を生き抜いていく―。清盛を中心に平家一族の視点から物語をとらえ、宮尾作品の醍醐味である女たちのドラマをふんだんに織り込んだ、壮大なる歴史絵巻。

【著者紹介】
宮尾登美子 : 大正15(1926)年、高知市に生れる。昭和37年「連」で婦人公論女流新人賞を受賞。さらに48年「櫂」で太宰治賞を、52年「寒椿」で女流文学賞を、54年「一絃の琴」で直木賞を、58年「序の舞」で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。平成元年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 金吾 さん

    清盛の出生の秘密から公卿になるまでです。保元・平治の乱はありますが、全体としてはしっとりと進んでいます。この後どのように話が進むのかが楽しみです。

  • なお さん

    清盛の生立ちの秘密から青年になり、平家の長になるまで。2巻が楽しみ。

  • おぎにゃん さん

    作者のたおやかで上品な筆致は、愛憎と権謀術数渦巻く王朝絵巻を描くにはふさわしいが、血で血を洗う合戦絵巻にはいかがなものかと、ちと心配していたが…文語交じりで描かれる合戦の描写は躍動感に溢れ、読んでいて心地よい。何せ「平家物語」である。血で血を洗う合戦と言えども、そこには、作法があり、大義名分があり、勝つも負けるも名を惜しむ、そんな様式美の世界である。作者の筆致は「平家物語」の持つ「様式美」と「諸行無常」を、序盤からしてみごと現代に甦らせていると感じた…物語は清盛の後半生へと続く。いざ第二巻「白虎之巻」へ。

  • AKI さん

    歴史小説を読むと、脚色はされているとはいえ、こんなにも魅力ある人物達に出会え、またその人物達の生き様を追いかけたくなる。今作でも主人公の平清盛の周辺に、よくぞこの期間にこれだけの人物が集合していたなぁと。待賢門院璋子、崇徳上皇、悪左府頼長、悪源太義平等々。彼らを取り上げた作品を探してしまい、益々積読山が高くなる(笑)1巻の清盛は権力に対してまだあまり執着はなく、どことなくおっとりとしたお人好しの印象。今さらだけれど、なぜよりにもよって頼朝の命ごいを受け入れちゃったんだろうね。(私、頼朝も好きですが)

  • noémi さん

    清盛誕生の秘密から正三位に上がるまで。まぁ〜、長い。一冊でぶっとい上下ぐらいのボリュームあり。女性だからなのか、宮尾さんにかかると嫋々たる話になる。清盛こんなにナイーヴで大丈夫か?しっとりと情緒纏綿とした王朝風でといえばいいのか、いやジットリとくどいといったほうが正しいかは判断の迷うところ。一方、戦乱の場面になると饒舌な口調は、にわかに重たくなるのはなにゆえか?「ええ、はがゆき義朝かな」でいきなり文語体。もしかして原文のまま?そう思って読むといかにオリジナルの文体が簡潔でしかも美しいかが分かる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

宮尾登美子

1926年(大正15年)4月13日‐2014年(平成26年)12月30日、享年88。高知県出身。1979年『一絃の琴』で第80回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品