過去を運ぶ足

阿刀田高

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167278014
ISBN 10 : 4167278014
フォーマット
出版社
発行年月
1982年01月
日本
追加情報
:
326p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 優希 さん

    ブラックユーモアではなく、ミステリーな阿刀田さんでした。15編全てで人が死ぬというのがどうも苦手です。

  • KAZOO さん

    星さんみたいな短篇があったり、阿刀田さんお得意の男女間の話があったりで結構いろいろ取り混ぜている感じがしました。後年テーマを定めて同じ雑誌に連載されているのと異なり掲載雑誌も様々です。15編の短篇ですが、私は表題作が比較的興味を持ちました。

  • キー さん

    様々な出版社の雑誌に、1972〜1977年に発表された作品が15編収められた、阿刀田高氏の第2短編集。 全体的に、阿刀田高作品らしいブラックな味わいがやや薄い気がしますが、解説の武蔵野次郎氏によると、第1短編集『冷蔵庫より愛をこめて』のほうにブラックな味わいが濃い作品が収録されているそう。 こちらはブラックな味わいが全く無いものもあったりと、雰囲気もテーマもまちまち、寄せ集め感がありますが、発表誌が同じでも雰囲気が違っていたり、発表年に差があっても雰囲気が似ていたり、と、比べて読むと楽しいです。

  • MIKETOM さん

    15編全てで人が死んでいる。殺人もあれば事故死、病死もあるけれど、そういう本。表題作『過去を運ぶ足』がよかった。あまりにもむご過ぎる運命の交錯。子を授かったと告げる若妻の美しすぎる顔とそれを告げられた夫の心境。惨いねえ。『死亡診断書』途中までの夫の告白がリアルなので惹きつけられる。しかし終盤に夫が言う。「実は今の話、みんな嘘なんだ」え?ここまで読んで全てチャラ?と驚くが、次の瞬間のどんでん返しが強烈。順子の脳裏に転げるように走る女の姿が浮かぶのも当然。うまい。阿刀田の二冊目の短編集。初期は名作揃いだった。

  • eri さん

    古本で見つけた初読み作家さん。推理小説が15篇となっていましたが、ブラックでミステリーな内容の短編集。登場人物達がみんな人殺しの計画を立てていて、その悪い顔が浮かぶほど。そうではない人達も、悪い物を見てしまったという呆然とした顔が…。昭和の色も出ていて、作中に大洋という野球の球団が!私もなんとなく覚えているだけで。でもその感じさせる時代を含めて面白かったです。

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人物・団体紹介

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阿刀田高

1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に司書として勤務しながら執筆活動を続け、1978年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。1979年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞、1995年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞を受賞した。短編小説、古典教養入門書、エ

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