復讐するは我にあり 文春文庫

佐木隆三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167215170
ISBN 10 : 4167215179
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
16cm,494p

商品説明

ノンフィクション・ノベルの金字塔、再び!

列島を縦断しながら殺人や詐欺を重ね、高度成長に沸く日本を震撼させた稀代の知能犯・榎津巌。捜査陣を翻弄した78日間の逃避行は10歳の少女が正体を見破り終結、逮捕された榎津は死刑に――。綿密な取材と斬新な切り口で直木賞を受賞したノンフィクション・ノベルの金字塔を三十数年ぶりに全面改訂した決定版。 解説・秋山駿

内容詳細

列島を縦断しながら殺人や詐欺を重ね、高度成長に沸く日本を震撼させた稀代の知能犯・榎津巌。捜査陣を翻弄した78日間の逃避行は10歳の少女が正体を見破り終結、逮捕された榎津は死刑に―。綿密な取材と斬新な切り口で直木賞を受賞したノンフィクション・ノベルの金字塔を三十数年ぶりに全面改訂した決定版。

目次 : 畑/ 峠/ 車/ 血/ 貌/ 火/ 声/ 刃/ 汗/ 濘〔ほか〕

【著者紹介】
佐木隆三 : 昭和12(1937)年、北朝鮮に生れる。福岡県立八幡中央高校卒業。38年「ジャンケンポン協定」で新日本文学賞受賞。39年まで八幡製鉄所に勤務、以後著述を業とする。51年「復讐するは我にあり」で第74回直木賞を受賞。平成3年「身分帳」で第2回伊藤整文学賞受賞。平成18年より北九州市立文学館館長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    5人を殺害した西口彰事件を題材にして、緒方拳主演で今村昌平が映画化した原作をようやく読んだ。映画が1976年のころらしいので、読もうと 思ってから随分たったことになる。本書を読んでいると、松本清張の作品を読んでいるようで変に落ち着くが、逆に読んでいてわくわくするような緊張感はない。

  • honyomuhito さん

    宮部みゆきの「理由」はオマージュなのだろうかと思うほど事件の関係者の証言を積み上げて話を展開させる手法、犯人確保のされかたが似ている。その後の作家たちに新たな手段をもたらした分岐点的な作品なのかもしれない。平成も終わろうとする今読むと、時代の移り変わりと人間の変わらなさを感じる。犯人の色欲、金銭欲、支配欲の強さにドン引きしつつ、こういう全方向に意欲の強い人間が間違った方に向くと、とんでもない事件起こすのかと恐れ慄く読書だった。https://chirakattahondana.com/復讐するは我にあり/

  • Vakira さん

    なんともカッコイイ題名。クールな復讐劇を想像してしまう。モデル実話あり。誰が誰に復讐するのか?刑事あるいは被害者が犯人へ?しかし本来の意味は新訳聖書(ローマ人への手紙 第12章19節)にある言葉「愛する者よ、自ら復讐するな、ただ神の怒に任せまつれ。録して『主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん』」から来ている。よって報復を与えるのは神である。では神は誰に復讐するのか?そもそも実話の小説化に神が登場するのか?佐木さん上手い。この題名の所為でもしや?刑事ではなく犯人こそが神の分身かと思わせる。

  • GaGa さん

    再読。これは映画が最初だった。が、映画の後小説を読み感銘を受けた。これはノンフィクションノベルで主人公は創作名となっているが、詐欺と殺人を繰り返した西口彰という男がベースである。昨今ではこのような犯罪を男ではなく女が行っていることが印象深い。ノンフィクションノベルとしては、カポーティの「冷血」を何倍も上回る作品なので、是非とも多くの方に読んでもらいたい。

  • らむり さん

    連続殺人・西口事件をモデルにした、ノンフィクションのような小説です。芸人の陣内が西口役で再現Vやってるのをテレビで見て読んでみました(笑

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人物・団体紹介

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佐木隆三

1937年(昭和12年)4月15日‐2015(平成27年)10月31日、享年78。朝鮮・咸鏡北道(現在は朝鮮民主主義人民共和国)生まれ。本名・小先良三(こさき リょうぞう)。1975年『復讐するは我にあり』で第74回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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