妖怪 文春文庫

平岩弓枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167168759
ISBN 10 : 4167168758
フォーマット
出版社
発行年月
2001年10月
日本
追加情報
:
16cm,487p

内容詳細

老中・水野忠邦に抜擢され、天保の改革に尽力した鳥居甲斐守忠耀。幕府の御為に働くのが役人の道と信じて、職務に全力を傾けたが、改革は頓挫。忠耀は失脚し、幽囚の身と成り果てる。「妖怪」という異名を奉られた悪役の実像とは?官僚という立場を貫き通した男の生涯を、新たな解釈で読み解いた歴史小説。

【著者紹介】
平岩弓枝 : 昭和7(1932)年、代々木八幡神社の一人娘として生まれる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で吉川英治文学賞受賞。平成10年、第46回菊池寛賞を受賞。テレビドラマ、芝居の脚本も数多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 山内正 さん

    耀蔵は林大学の次男として鳥居家に 婿養子になり三十七で中奥を辞めた 水野忠邦は大阪城代の頃無尽講を収め切れなくやがて大塩の乱に発展し幕府は収拾に掛かり 忠耀に補足の書き改めがきた アメリカの貿易の機に長崎からモリソン号事件と情報が江戸に伝わり 幕閣は江戸湾防備の改革案が忠耀に やがて家斉が死に天保の改革が始まる。芝居小屋の移転を遠山奉行が 将軍に訴えた。後日印旛沼の開拓が 進まず賛成した老中や目付等が反対 し鳥居と吟味方に責任を負わそうとした。忠耀は結果丸亀藩預りとなった。

  • 沼田のに さん

    オーッ!と思うような物語じゃないのにオーッ!と思うのは鳥居耀蔵が善玉設定で鳥居耀蔵の立場で書いているからだ。渡辺崋山の死に責任を持ち、高野長英を引っくくった悪党のイメージが色濃く俺の頭にあるからだ。同じ徳川幕府側なのに新撰組は人気があるのはアウトローで雑草で実力があって最後がはかないからなのだろうが鳥居は逆のイメージだもんね。鳥居耀蔵の負のイメージがない人は面白味が少し減るかも。7/10

  • yuzi さん

    まず、不勉強の自分を恥じる。鳥居忠耀、この小説を読むまで全く知りませんでした。しかし、「獅子の座」といい、こちらといい、人物を深く掘り下げて、適度な距離をもって描く力量が素晴らしい作家さんですね。もっと、この類の作品を作ってほしい。時代の描写が細かくて、本当に読み応えがあります。噛み応えのある歴史好き(特に江戸後期)な人におすすめです。

  • 酔ちゃん さん

    読んで驚きました。鳥居忠耀が正義の幕臣で彼に追われた矢部駿河守や渡辺崋山、江川太郎左衛門、遠山左衛門尉・・・などが総て駄目幕臣として書かれています。直前に読んだ松岡英夫氏の「鳥居耀蔵」と正反対の内容でしたが、上手い作者が書くと歴史の見方も簡単に変えられるものだと感心しました。知っている姿とあまりに違うので中々入り込めず読了に時間がかかりました。

  • mickey さん

    鳥居耀蔵は宮部みゆきの「孤宿の人」に出てきて興味があった。 なぜ丸亀藩に預けられたか、なにをして失脚したのか、もう少し知りたかった。 ほかの本にも出てきたことがあって、悪者という印象があったが この本を読んで、むしろ立派な人という印象に変わった。

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平岩弓枝

昭和7(1932)年、代々木八幡宮の一人娘として生まれる。30年日本女子大国文科卒業後、小説家を志し戸川幸夫に師事。ついで長谷川伸主宰の新鷹会へ入会。34年7月「鏨師」で第41回直木賞を受賞。平成3年「花影の花」で第25回吉川英治文学賞受賞。10年、第46回菊池寛賞を受賞。16年、文化功労者。19年

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