当社別状なし 文春文庫

城山三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167139315
ISBN 10 : 4167139316
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
追加情報
:
16cm,351p

内容詳細

先の見えない技術者・尾川利男が45歳にして、大手企業から転職した地方の小鉄鋼会社。そこは、成り上がり経営者・中丸富五郎の際限もなく膨らむ野望の拠点だった。会社を私物視し人を人とも思わぬ采配に苦しむ社員たちも、次第に彼の横暴に巻き込まれていくが―。経済小説泰斗の描く傑作エンターテインメント。

【著者紹介】
城山三郎 : 昭和2(1927)年、愛知県に生まれる。海軍特別幹部練習生で終戦を迎え21年、東京商科大学(現・一橋大)入学。卒業後愛知学芸大学(現・愛知教育大)で景気論を講ずるかたわら書いた「輸出」で32年、第4回文學界新人賞を受賞。34年、「総会屋錦城」で第40回直木賞を受賞した。平成8(1996)年、第44回菊池寛賞受賞。平成19年3月22日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Tsuyoshi さん

    成り上がり経営者・中丸富五郎率いる重工業会社の栄枯盛衰を描いた作品。「自分のもの」である会社を成長させるため、引き抜き・リストラ・理不尽な人事・不相応な拡大路線など常にワンマンぶりを発揮し周囲を振り回し続けた中丸。目も当てられない部分も多かったが、一時的にでも急成長させることができたのは彼の事業に対する熱意や行動力の賜物であり、様々な人を惹き付けたからこそという部分が大きかったのも頷ける。自らが率先して決断・行動できる人間には魅了されてしまうのは現代においても通じるものがあるのだろう。

  • thee birdmen さん

    華麗なる一族でもモデルになった『山陽特殊鋼倒産事件』をテーマにした小説。成り上がりの経営者・中丸と、ただ鉄を愛した技術者の尾川を通して描かれている。中丸の野望の道具として使われる尾川の悲哀よりも、中丸の野望のほうに惹かれました。なんといっても社内外にスパイを放ち、金を湯水のように使い、時には土下座も厭わず、神頼みをする信心深さも持ちながら人を人とも思わない振る舞いをする業の深さはすごいです。戦後の焼け野原から這い上がった男のギラギラした空気が強烈に描かれています。圧倒されます。憧れはしませんが…

  • ゾウ さん

    ノンフィクションではなく小説?でよかったのかな? 古い言葉で成金と呼ばれる人達がいたが、それを題材にしている。 まさにワンマンオーナーのやり方といった感じで、少し嫌悪感も感じたが、全ての事柄を会社の発展のモチベーションにし、事業欲の塊になっていく主人公の姿は、だからこそここまで会社を大きくできるんだという説得力がある。 自分は経営者になったり、出世したりはあまり望まないが、こういう状況ではどうすればよいか等を考えるよいきっかけになった。

  • Sean さん

    鉄鋼1社の倒産までを描く。強力なリーダーシップを見せつつも次第に会社規模の増大にマネジメントが合わなくなっていったがゆえの倒産。経営者の1例として、こういうこともありえて、その下での社員とはかくなりゆくというのが描かれている。主人公であった中丸社長は、元憲兵であり、ここに城山三郎自身の戦争体験が投影されている。平成生まれとしては、昭和期のビジネスマンの、戦時中を経たたくましさとその行き過ぎたまでの熱意が理解しきれずにいる。彼らが何を信じて何を目指し、そこに僕のような大学生が到達できるのか(例えばお金稼げる

  • 米菓 さん

    大手企業の技術者尾川がワンマン経営の小鉄鋼会社に転職し改革に乗り出す。 現場を大事にする尾川の技術者としての姿勢に好感が持てる。

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人物・団体紹介

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城山三郎

1927(昭和2)年8月18日、愛知県名古屋市生まれ。一橋大学卒業。愛知学芸大学(現・愛知教育大学)で教鞭をとる。57年『輸出』で文學界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、63年より創作に専念。74・75年『落日燃ゆ』で毎日出版文化賞と吉川英治文学賞、96年菊池寛賞、2002年朝日賞受賞。

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