日本人が知らない集団的自衛権 文春新書

小川和久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610051
ISBN 10 : 4166610058
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
222p;18

内容詳細

日本の領海でやりたい放題の中国、核ミサイル開発を進める北朝鮮…。日本は集団的自衛権で国を守れるのか?また「自衛隊が戦争に巻き込まれる」といった批判は本当なのか?安倍内閣も誤解していた議論の本質を安全保障のスペシャリストがこれ以上ないほどわかりやすく解説する。

目次 : なぜいま「集団的自衛権」なのか?/ 第1章 集団的自衛権とはなにか?/ 第2章 安全保障についてゼロから考えよう/ 第3章 政治家と官僚の無知が自衛官を殺す/ 第4章 亡国の「マスコミ世論」/ 第5章 「歯止め」としての集団的自衛権/ フレデリック・フォーサイスの警告/ 参考 日本政府は時代とともに憲法解釈を変えてきた

【著者紹介】
小川和久 : 軍事アナリスト。1945年、熊本県生まれ。陸上自衛隊生徒教育隊・航空学校修了。同志社大学神学部中退。新聞記者、週刊誌記者などを経て、日本初の軍事アナリストとして独立。外交・安全保障・危機管理(防災、テロ対策、重要インフラ防護など)の分野で政府の政策立案に関わり、国家安全保障に関する官邸機能強化会議議員、日本紛争予防センター理事、総務省消防庁消防審議会委員、内閣官房危機管理研究会主査などを歴任。小渕恵三内閣では野中広務官房長官とドクター・ヘリを実現させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    今後、安倍首相が国民に問いかけなければならないのは、どんな防衛力によって平和と安全を保とうとするのかという点(9頁)。本文はQ&A式で解説されている。A国と同盟関係のB国がC国から攻撃された時、A国が武力攻撃されていなくても、B国への攻撃をA国の攻撃とみなしてC国に攻撃できる権利が集団的自衛権(24頁)。C国はISのようなテロ集団だったらどうなるか? テロとの闘いを言えば言うほど図に乗ると思うけど。著者は、コスト計算すると日米同盟ほど安上がりな安保なしという(54頁付近)。

  • おさむ さん

    安全保障のスペシャリストによる現場を踏まえた議論を求める提言。自衛隊は空母も巡洋艦も原子力潜水艦も持っておらず、戦力投射能力がない「自立できない軍隊」である点や、米軍にとって日本は燃料、弾薬、情報などの面で最大のロジスティック拠点である点などは目からウロコ。休戦中の朝鮮国連軍は国連憲章7章のすべての手続きを踏まえた正規の国連軍ではなく、その後方司令部は横田基地にあり、今も国連旗がはためいている事実を突きつけられると、私たちがいかに「軍事」に疎いのか(いや、あえて目を逸らしてきたのか)思い知らされます。

  • ひめか* さん

    読友さんの勧めにより読みました。新書だけどわかりやすく読みやすかった。集団的自衛権の行使を認めると戦争になるとか騒いでいる人も多いけれど、これを読むとそういう考え方が馬鹿みたいに思える。深く理解をして冷静に落ち着いて考えれば何も怖いことではないし、世界の安全保障のためにも必然的に必要なことだった。世界の例や歴史を見ることで、日本がどうなるかもわかる。マスコミを信じる危うさについても触れている。討論番組はどこのテレビ局も好きだ思うけど、それで見えてくることは何もないという意見はなるほどなと思った。

  • 金吾 さん

    質疑応答方式で集団的自衛権のみならず、安全保障についてわかりやすく説明しています。ひとつの視点から全体を大まかに把握するのにいい本だと思いました。

  • のり さん

    集団的自衛権を賛成の立場で書かれていてQ&A方式で理解し易いように書かれている本。そして賛成反対の前のマスコミの在り方に関して問題提起している本。日本人は問題の内容を把握せず賛成か反対でしか考えられないらしい(原因はマスコミの報道の仕方に問題有り)。自衛隊の現状、もし個別的自衛権だけで日本を守る場合は今の軍事費の5倍は必要など、なぜ集団的自衛権が必要なのかが書かれています。賛成反対を考える前に日本の防衛力をまず知ることが重要であることに気が付ける本でした。あ、ちなみに私は賛成派です。

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