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旗本夫人が見た江戸のたそがれ 井関隆子のエスプリ日記

深沢秋男

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166606061
ISBN 10 : 4166606069
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2007
Japan

Content Description

離婚し、再婚。血縁なき家族との円満な暮らし。幕政批判、創作、大の酒豪。こんなに近代的な女性がいたなんて…。充実の生涯を送ったスーパー才女の克明な日記から、幕末の真の姿、近代の知性の芽生えを探る。

【著者紹介】
深沢秋男 : 1935年、山梨県生まれ。身延高校、法政大学文学部日本文学科卒。昭和女子大学教授などを歴任。専攻は日本近世文学、日本歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まーくん

    旗本夫人井関隆子(1785〜1844)。この現代的な名前の女性は、年表に照らしてみると10代将軍家治が没し、田沼意次が失脚した年に生まれ、あの子沢山の11代将軍家斉の長い治世とほぼ同時代を生き、家斉が没した三年後に60歳で亡くなられている。一度離婚を経て旗本井関家に後妻として嫁いでいる。夫が亡くなった後、当主を継いだ先妻の子および孫と暮らす。彼らは将軍の近くに働く役職(当主親経は広敷用人という大奥との連絡役責任者で家斉の正妻・広大院担当)についており、役目柄、幕府中枢での情報に接する機会が多かった。⇒

  • GaGa

    旗本家に嫁いだ女性の日記をベースに天保の時代に触れることが出来る本。第三章天保の改革では将軍家斉の死去した日が歴史的事実よりも23日ずれていることがわかるなど興味深い。第四章では江戸城大奥での出火の模様が綴られており、なかなか楽しめる。

  • キムチ

    井関隆子…幕末に生きた生活が当時では珍しく、人間性溢れる言葉と表現で綴られている。近世文学の大学教授が記しただけに、文学的解明より、むしろ比較文化の視点で解明してあり、何度も、隆子さんの「鋭く厳しい批評精神」を誉めそやしている(くどいけどね)縦横がんじがらめの当時では、立ち居振舞い全て人の口が煩い。しかも彼女は旗本の後妻として入り、義理の家族ばかりの三世代、広大な屋敷に同居歌舞音曲や花に囲まれ一生を終えた。庶民からすると鼻持ちならぬほどのエッセーとも言えようが。こんな女性もいたのねで流し読み。感慨は少ない

  • ホークス

    2007年刊。江戸城勤めの旗本を子と孫に持つ女性の日記を解説。天保11〜14(1840〜44)年の事件や噂話が詳しく書いてある。時代物に疎い私もミーハー心を刺激された。特に以下が興味を惹いた @大奥から出た火事(死者多数)。雨音で気づくのが遅れ、「火事だ」と言わない習慣が伝達を妨げ、構造が複雑で救助も難しい。責任追及まで実名入り A天保の改革と水野忠邦について。幕府内での確執、利権の実態、庶民の反応がとても具体的で面白い B政治から色恋沙汰から祭りまで、批評精神を持って書いた作者、井関隆子の魅力。

  • onasu

    著者は言う。歴史は新しい事実の発見によって修正を迫られる。それは、時として全く知られていなかった人物と出会うことによる場合もある。  井関隆子、江戸後期の旗本の奥方である。大変な読者家で、絵も描き歌も詠み、煙草を喫すれば酒も嗜む。日記は天保11年(1840)より5年、その時56歳、後妻として嫁した夫は既に亡く、継子、孫は将軍の側近くに勤め、内情も豊なら、千代田のお城の生の話しも入る。  得難い位置で、近世では持ち得ない怜悧な目、旺盛な意欲で時代、風俗を見ている。そこには確かに、まだ見ぬ江戸があった。

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