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スク-プ 記者と企業の攻防戦

大塚将司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166603626
ISBN 10 : 4166603620
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2004
Japan

Content Description

新聞の浮沈のカギを握るスクープ記事。日経新聞経済記者として20年以上のキャリアを誇り、かつ日経社長を内部告発した著者が語る、取材の最前線でしかわからない画期的かつ体験的スクープ論。

【著者紹介】
大塚将司 : 1950年、神奈川県生まれ。早稲田大学政経学部卒。75年早稲田大学大学院政治学科修了後、日本経済新聞社に入社。証券部、経済部で、証券・銀行業界、大蔵省、通産省、財界などを担当。住友銀行・イトマン事件の調査報道などを手掛ける。「三菱銀行・東京銀行の合併」のスクープで九五年度新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    日経新聞の大塚記者というと、社長を内部告発した記者として有名ですが、金融関係の記事を専門にかなりスクープしています。ここには三光汽船、立夏ー、佐世保重工業、ジャパンライン、イトマンがらみの事件の話がおさめられています。かなり勉強家であるということがよくわかりました。さらに刑事コロンボを引き合いに出して記者のあり方を説いているのも自分には参考になりました。

  • yokmin

    大塚氏は元日経記者。日経の株主総会で社長に退陣を迫る。社長はやがて退任したが、大塚は懲戒解雇。裁判で争い、和解、復帰。本に書かれているエピソードの中では、イトマン・住銀事件が一番興味深かった。続いて、同氏の「日経新聞の黒い霧」、「住友銀行秘史」国重淳史著を読むつもり。国重氏は元住銀行員で大塚記者のディープスロート。

  • 佐島楓

    「新聞記者は刑事コロンボのようでなければいけない」を信条に、日経新聞の記者を務めていた著者。読み物としても、ドラマのようで楽しめたし、経済記者の内情もわかる。著者なりの「スクープをとる方法」も書いてあるので、新聞記者志望者にはいいかもしれない。それにしても、自分も昔記者にあこがれたことはあったがハードな仕事だと思う。

  • 緋莢

    三光汽船倒産やリッカ―への新規融資停止、イトマン事件など数々の事件を スクープしてきた著者。「刑事コロンボ」をお手本とし、粘り強く様々な人を取材して、スクープを得てきたキャリア20年以上の経済記者の攻防の物語。

  • Naota_t

    ★3.4/著者は、日本経済新聞社に約30年務めた。私の仕事柄、記事にするタイミングがスクープの成否を分けることは参考になった。いつ発信するかで情報の質が大きく変わる。ただ文章が上手いだけでは成立しない。スクープは自分でシナリオを書き、それを検証し、ものにしなければならない。そういう努力を続ける中でしか、日本経済の健全な発展に寄与する論説も生まれない(p202)。著者は、日経社長の疑惑を追及したために懲戒解雇されている。骨のある”ジャーナリスト”だ。尊敬。なお、スクープの定義は、まえがきに書いて欲しかった。

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