マンモスの抜け殻

相場英雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163914756
ISBN 10 : 4163914757
フォーマット
出版社
発行年月
2021年12月
日本
追加情報
:
394p;19

内容詳細

高齢化が進んだ団地は、都心の限界集落といえる。ここで、介護施設経営者が殺害された。殺人事件を担当することになった警視庁の刑事、介護施設で働く男、被害者と会っていた美人投資家。事件をきっかけに、団地で育った3人の幼馴染が再会。容疑者となった旧友を救うため、刑事が駆ける。アフターコロナの介護業界の闇に迫る。社会派ミステリー。

【著者紹介】
相場英雄 : 1967年新潟県生まれ。89年に時事通信社に入社。2005年に『デフォルト 債務不履行』で第二回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞し、デビュー。13年『血の轍』で第二六回山本周五郎賞候補、第一六回大藪春彦賞候補。16年『ガラパゴス』で第二九回山本周五郎賞候補。17年『不発弾』で第三〇回山本周五郎賞候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    2022年の第一作目は、相場 英雄の最新作、相場 英雄は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。もっとドラマチックな展開を期待していたのですが、意外とあっさりでした。ご近所の話に終始していた感じです。いずれにしても、老朽化した巨大団地は心配です。

  • いつでも母さん さん

    【介護業界の闇に迫る社会派ミステリー】40年ほど前、都心の巨大団地で育った3人。勝也は刑事に、尚人は介護施設で働き、環は美人投資家に。限界集落化した懐かしい団地で起きた殺人事件の被害者は3人も知っている曰くつきの老人だった。介護施設の現状や認知症状が出始めた勝也の母親のこと、身近にある避けられない問題とダブりつつ読んだ。この国の現状を憂いるばかりじゃ進まないよね。もう色んな事が『待ったなし』でコロナ感染者激増の今、アフターコロナなんて言葉が虚しいよ。独居老人で孤独死の心構えはあるか?私。そんな事を思った。

  • しんたろー さん

    相場さんの新作は、高齢化社会+貧困に介護事業不正請求を絡めた社会派サスペンス…高齢者に片足突っ込んだ私には身につまされる内容だったが、不勉強で知らなかった事もあり我が身に置き換えながら読み進めた。現実の場所を想起する描写が多かったのと、主人公の少年時代が思い出と重なり、より親近感を持てた。ミステリとしては著者の佳作群と比較して驚きもなく薄味に感じるのが残念だったが、訴えかけてくる熱い想いや希望が持てるエピローグで、読後感が悪くはなかった。相場さんには引き続き考えさせられるサスペンス&ミステリを期待したい♬

  • utinopoti27 さん

    今や都心の限界集落と化した高度成長期の遺物・マンモス団地。ストーリーは、そこで起きた高齢者の不審死を捜査する刑事に、彼の幼馴染たちの記憶に刻まれた40年前の出来事を巧妙に絡めながら進行する。彼らは皆同じ団地出身者という設定がミソ。ちなみに相場氏といえば、時事通信の記者時代に培った知見をもとに、様々な社会問題をテーマにした作品を主に発表している作家だ。今回は、介護事業の闇を取り上げているのだが、重いテーマをそつなくミステリに仕立て上げる筆さばきは、いつもながら安定感抜群。キャッチーなタイトルも心憎い。

  • モルク さん

    1階には商店街がある巨大団地、富岡団地。しかし40年も経つとそこは高齢化が進み空き家の多い都心の限界集落となっていた。そこでおこった殺人事件、捜査する刑事も富岡団地出身者であり、さらに彼の幼馴染みたちが絡む。40年前に何があったのか。事件を探っていくうちに介護業界の闇が見えてくる。介護ビジネスで不正に改竄して利益を受けようとする者、働き手の3k。今そして今後直面するであろう問題を絡めながら進む。国、地方から地域や家族に介護が委ねられたら…理想と現実に震える。

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人物・団体紹介

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相場英雄

1967年、新潟県生まれ。89年、時事通信社に入社。2005年、「デフォルト 債務不履行」で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。12年、『震える牛』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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