最愛の子ども

松浦理英子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163906362
ISBN 10 : 4163906363
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
213p;20

内容詳細

“パパ”日夏、“ママ”真汐、“王子”空穂。わたしたちの心をかき立てるのは、同級の女子高生三人が演じる疑似家族。時代を切りひらいて来た作家、最新にして最高の傑作!

【著者紹介】
松浦理英子 : 1958年、愛媛県松山市生まれ。青山学院大学文学部卒業。78年「葬儀の日」で第47回文學界新人賞を受賞しデビュー。94年『親指Pの修業時代』で女流文学賞、2008年『犬身』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ろくせい@やまもとかねよし さん

    「わたしたちのファミリー」を綴る。このファミリーは偶像的家族。青年期の女性らが観賞し愛でる。舞台は男女共学の中高一貫校。学びは男女が分かれる環境。青年期に成熟していく精神は個人を重んじる志向。それゆえ、慣習や平均で語られる説得やルールに反発し、仲間で尊重し共感し共有する感情や感覚は微笑ましい。愛の考察や不変な感情への憧憬もあり、興味深く読み進めた。愛情や友情でつながる意識や価値観は、始まりは一過的。しかし、その本質に同質な情緒も存在する。年月を経て、その本質に気づいて欲しいと細やかな祈りとともに読了した。

  • ゆめ さん

    不思議な読了感。あまり私には伝わる感覚がなかった。

  • りつこ さん

    おそろしく繊細で、だけど少し皮肉なユーモアもあって、なんとも感想の書きづらい作品。グループには必ず力関係があって押したり引いたりするものだけど、ここに出てくる少女たちは「集団」に関心はなく、あくまでも「個人」、そこにある「恋愛の空気」や「物語」に惹かれている、というところに共感を感じる。誰もが誰かの物語を見る側でもあるし見られる側でもある。物語の中心にいる「家族」だけでなく、彼らを見つめ見守る少女たち、そしてその親たちの語られなかった物語もなんか気になる。

  • うどん さん

    登場人物が多過ぎて読むのに苦戦しました。

  • ぐうぐう さん

    まず「わたしたち」という人称に仕掛けがある。パパである日夏、ママである真汐、そして王子様としての空穂。女子高生による疑似家族三人を見守るクラスメート達が「わたしたち」であるのだが、「わたしたち」は「わたしたち」の一人である登場人物の言葉を借りれば目撃者であり、つまりは「ファミリー」を物語る資格を持つ者達だ。しかし、そこには当然目撃できない場面もあり、「わたしたち」はそこを想像を駆使して物語る。(つづく)

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松浦理英子

1958年、愛媛県松山市生まれ。青山学院大学文学部卒業。1978年「葬儀の日」で第47回文學界新人賞を受賞しデビュー。1994年『親指Pの修業時代』で第33回女流文学賞、2008年『犬身』で第59回読売文学賞、2017年『最愛の子ども』で第45回泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時

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