NHKスペシャル取材班

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アレルギー医療革命 花粉症も食物アレルギーも治せる時代に!

NHKスペシャル取材班

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163904306
ISBN 10 : 4163904301
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
219p;19

内容詳細

20世紀後半から、先進国で爆発的に増加したアレルギー。その最新研究に迫ろうと始動した取材班は、医療の常識が根底から覆ろうとしている衝撃の事実に直面する。一体、アレルギーはなぜこれほどまでに増加してしまったのか?このパンデミックを果たして人類は食い止めることができるのか?大反響だった「NHKスペシャル」をもとに、さらに詳しく、分かりやすく、予防と治療の最先端を解き明かす!

目次 : 第1章 アレルギー患者のいないコミュニティーを追って―家畜との生活に秘密を発見(先進国で暮らすアレルギーのない移民たち/ 200年前から変わらない日々の営み ほか)/ 第2章 免疫の常識を大きく変えた「Tレグ」―日本人研究者が発見!唯一の制御細胞(ノーベル賞も期待される世紀の発見/ 司令官に実動部隊。軍隊のような免疫システム ほか)/ 第3章 アレルギー予防の“常識”は間違いだらけだった!―根拠のない指針が患者を激増させたという真実(命すら奪う食物アレルギーは防げるのか/ 母親の食生活が子どもをアレルギーにする? ほか)/ 第4章 アレルギーの本当の原因に迫れ―「いつ」「どこから」入り込むかが分かれ道(深刻なピーナッツアレルギー。はじまりは、乳児湿疹だった/ 医師から知らされた、予想外の原因 ほか)/ 第5章 アレルギーを完治させる!驚きの最新治療法―体内の“天秤”をコントロールせよ(Tレグが覆した“治らない病”という常識/ 花粉症をもとから絶つ!手軽な舌下免疫療法 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かわうそ さん

    ★★★★★全国民必読書。「Tレグとは免疫の機能を直接コントロールできるレバーのような存在です。免疫の激しい攻撃が原因ぇ起こる自己免疫疾患や臓器移植には、攻撃を抑えるTレグのレバーを上げれば、その誤った攻撃を抑え込むことができる。免疫の攻撃力不足で起こるガンにはTレグのレバーを下げて、免疫の攻撃力を上げてやればよい。しかも、Tレグは誤った攻撃をしていT細胞だけを押さえ込み、免疫全体には影響を与えない。まるで、魔法のレバーのようですね。」(P63、 64)だそうだ。アレルギーが治るそういう時代が来ている。

  • シュラフ さん

    本人もしくはその周囲にアレルギーで悩んでいる人はいるはずだ。アレルギーというものについての基礎知識を得るために一読をおすすめする。現代人はあまりに衛生的な環境で暮らしているため、それがアレルギーの急増につながっているのだという。なんという皮肉なのだろうか、いや悲劇というべきだろう。親が子の健やかな成長のために努力する衛生的な生活が、実際には子をアレルギーにさせてしまうとは。ただ光明も見えている。舌下免疫療法や食事免疫療法などが、アレルギーの予防や治療に効果をあげているという。重症患者にとっては希望だろう。

  • おれんじぺこ♪(15年生) さん

    ほぼ花粉症メイン。『免疫細胞が誤って過剰な攻撃を加えるのがアレルギー。唯一、その免疫細胞の攻撃を抑える働きをするのが「Tレグ」だと考えられている。「Tレグ」をコントロールする臨床試験でアレルギー根治の報告が相次いでいる。』だそうな。食べ物アレルギーの根治する日が来ますように

  • デコ さん

    乳児期にアレルゲンとなる卵、牛乳などをなるべく遅く摂取するという指導が科学的な根拠が全くないって、そんな…!と驚く。Tレグという新たな免疫細胞の発見がアレルギー医療に激変をもたらしている。アレルゲンを皮膚から入れないようにする。皮膚の保護。そしてそのアレルゲンは腸から先に取り入れた方が良いということ。早めに離乳食として食べさせる事が大切。するとTレグという免疫細胞が体内にでき、免疫細胞が誤った攻撃を起こした場合、それを止めると記されていた。Tレグの発見は何時も体をかいている孫たちに朗報。

  • 西嶋 さん

    子供を食物アレルギーにしないための新常識「妊娠中からアレルギー食材を積極的に食べる」「赤ちゃんには早めに離乳食を与え、アレルギー食材含む多様な食材を与える」「乳児湿疹にはこまめにケアを。ただしアレルギー食材由来の成分の入った保湿剤を塗らないよう気をつける?」といったところか。

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