テルアビブの犬

小手鞠るい

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163903279
ISBN 10 : 4163903275
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
205p;19

内容詳細

何があっても、あなたを愛します。なぜならわたしは、「あなたの犬」だから。戦後、貧困と逆境のなかで生きる少年と、犬との間に結ばれた強い絆。『フランダースの犬』へのオマージュとして書かれた、大人のための動物文学。

【著者紹介】
小手鞠るい : 1956年、岡山県生まれ。81年サンリオ「詩とメルヘン賞」、93年「おとぎ話」で海燕新人文学賞、2005年『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞、08年原作を手掛けた『ルウとリンデン旅とおるすばん』(絵/北見葉胡)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。12年『心の森』が「第五十八回青少年読書感想文全国コンクール小学校高学年の部」の課題図書に。現在、ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    少年と犬の話。そう聞くだけで悲しいことが起こるのではないかと身構えてしまう。掘っ立て小屋に年老いたおじいさんと住むツヨシ。飼い主が殺されてしまうという悲劇を目の当たりにしてしまったソラ。今日の食べ物にも事欠く祖父と孫は傷ついた瀕死の犬を助ける。家族が増えた。ギリギリの毎日にも楽しみがあり夢もあった。なのに……。辛く悲しいことは続く。年月は経ち大人になったツヨシ。何故、テルアビブなのか。そこのところは少し強引だが全編に流れる無私の愛情は心を打つ。ソラの声が聞こえたのならば引き返そう。まだ、間に合う。

  • けろりん さん

    【11.1.犬と読書】雨が降る。夢敗れ、ずたずたに引き裂かれた戦士のむくろの上に…。天に輝くちいさな愛の星は、ふたつに別れて、仔犬と男の子の魂に宿った。愛すること、献身すること。酷暑の中一陣の涼風に感謝を捧げ、厳寒の雪空に互いの温もりを幸せと感じる。貧困の底で、世俗の汚穢に踏み躙られ、それでも全ての生きとし生けるものの幸福を願い、明日を信じ熱く命を燃やす地上の星。嗚呼ソラ、五月の青空を瞳に、飛行機雲を左脚に宿す奇跡の犬。ツヨシと空の彼方へ飛んで行け。この銀の雫は、涙ではなく、大地を育む慈雨だと信じさせて。

  • りょうこ さん

    これはちょっと感想難しいな。何の予備知識もなく読み始めて..途中で日本版フランダースの犬ってのはわかったんだけど..ラストが衝撃的だった。思わずWikiっちゃったよ。なるほどねぇ。そーなのかぁ。はぁ。いろんな意味で泣く。せめてこの本の中だけでは最後にツヨシにソラの声が届いて欲しい。

  • 星落秋風五丈原 さん

    うわあ最後はそっちにいっちゃうんだ 日本版フランダースの犬らしい。

  • 洋 さん

    両親を亡くし安じいと2人貧しい生活を送るツヨシ。夏祭りで賑わう神社でぐったりしていたシベリアンハスキーを見つけ『ソラ』と名付け一緒に暮らし始めた。勤勉で誠実なツヨシは 不平等な社会と闘って差別も貧富の差もない 自由で平等な本当の幸福を望んでいた少年だった。只貧しかっただけ。最後まで読んでから一番最初にあった引用文の『奥平剛士』誰だこれ?とググってみてこの作品に対する印象が全然違うものになりました。軽く衝撃、フランダースでも忠犬○公でもない深い何かを感じました。『天よ、我に仕事を与えよ』2015.09.10

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人物・団体紹介

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小手鞠るい

1956年、岡山県備前市生まれ。同志社大学卒業後、出版社勤務、学習塾講師、フリーライターなどを経て1992年に渡米。1996年から現在まで、ニューヨーク州ウッドストックの森の住人。児童書、一般文芸ともに著書多数

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