つまをめとらば

青山文平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163902920
ISBN 10 : 4163902929
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;20

内容詳細

【第154回 直木賞 受賞作】

女が映し出す男の無様、そして、真価――。
太平の世に行き場を失い、人生に惑う武家の男たち。
身ひとつで生きる女ならば、答えを知っていようか――。
時代小説の新旗手が贈る傑作武家小説集。
「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」
男の心に巣食う弱さを包み込む、滋味あふれる物語、六篇を収録。

【著者紹介】
青山文平 : 1948年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。経済関係の出版社に十八年勤務、その後フリーライターを経て、2011年『白樫の樹の下で』で第十八回松本清張賞受賞。2015年には『鬼はもとより』で第十七回大藪春彦賞受賞。同作は第一五二回直木賞候補にもなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    2016年直木賞受賞。江戸の風情を通して 女という生き物を描いた短編集である。 どこか山本周五郎等の人情物に雰囲気が 似ていて心地よい。行動の規範となる 道徳が底辺にあり、そこからの少しの逸脱が 問題視された時代..この不自由さがなぜか 懐かしく登場人物の潔さが羨ましいのは なぜなのだろうか..ひどく心の落ち着く 短編集だった。

  • starbro さん

    直木賞候補になった段階で予約したので、比較的早く読めました。青山文平、初読です。直木賞を取った凄い作品とすると物足りないのかも知れませんが、江戸時代の市井の男女の機微を見事に描いています。前回の「流」よりも個人的には評価しています。特にオススメは「乳付」と「逢対」です。地味な作品なのであまり売れないかも知れませんが、多くの人に読んで欲しいなぁ!特に女性に。直木賞受賞後の青山文平にも注目したいと思います。

  • yoshida さん

    青山文平さんは初読みの作家さんです。武家物の短編を7編収録。下級武士の哀切や人情が描かれ、やや藤沢周平さんに近い作風だと思います。藤沢周平さんの作品よりも生々しく、現代と置き換えても頷ける内容と感じる。男女の機微が色濃く描かれていますね。「ひともうらやむ」での克巳と世津の以外な結末と庄平の友情。そして庄平夫婦の見事な転身。「ひと夏」での啓吾と十蔵の対決。タネとの交わり。「逢対」での泰郎の決意の清々しさと、里との未来。「乳付」での支え合う夫婦と父の優しさ。いずれも一定の水準を超えている作品。他作も読みたい。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    第154回直木賞 江戸時代の貧しい下級武士の暮らしぶりや男を陰で支える女たちの逞しさと前向きさを綴った短編集 普段読まない時代小説ゆえ青山氏の訴えどころが今一つ理解出来ませなんだ、それがしの不勉強でござる 面目ない!(笑)

  • seacalf さん

    武家社会の男女のお話短編集。釣具、算術、俳諧、戯作者…どれもそれぞれに趣向をこらしてあり楽しく読めるが、話の要になる肝心の女性達が技巧的に創られた感が強くて愛嬌がなく、あっさりと描かれてるので少々物足りなさも感じる。魅力的と語られる割には、血が通ってないような、単なる道具仕立てのような。この辺は好みの問題なのか。ともあれ、直木賞を受賞しているだけあって、上手い。「逢対」なんかは飄々として明るい主人公もいいし、展開もテンポも良くて抜きん出て面白かった。

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