上海36人圧死事件はなぜ起きたのか

加藤隆則

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163902913
ISBN 10 : 4163902910
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;20

内容詳細

2014年末、上海最大の観光名所・外灘で多数の若者が死亡する大惨事が起きた。政府は被害者の出身地を隠し、公安当局は遺族を監視下においた。それはなぜなのか―。習近平政権のタブーに迫る!

目次 : 序章 上海バンド―二〇一四年一二月三一日午後一一時三五分/ 第1章 なぜ若者たちは殺到したのか/ 第2章 伝わらなかったイベント中止決定/ 第3章 警察が警備を拒否した理由/ 第4章 追悼活動が語る命の軽重/ 第5章 全人代が無視したカウントダウン事件/ 第6章 試される大国のソフトパワー/ 第7章 ルールなき中国人の焦燥と憂鬱/ 第8章 国際化と西洋化批判の衝突/ 第9章 「上海人被害者は日系企業勤務」/ 第10章 習近平のカウントダウン

【著者紹介】
加藤隆則 : 1962年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。86年〜87年、北京で語学留学。88年、読売新聞社入社。東京本社社会部で司法、皇室の担当を経て、2005年7月〜11年3月、上海支局長。同年6月〜13年8月、中国総局長。同年9月から中国駐在編集委員を務めたのち15年6月退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • in medio tutissimus ibis. さん

    2014年末、上海で起こった36人が圧死した。その多くは上海市外からの出稼ぎで、戸籍の差別などで孤独感を募らせる若者だった。彼らは上海に暮らす人間としての連帯感を求めて恒例となったはずのカウントダウンへ出かける。しかし、反腐敗キャンペーンで中央集権を勧める習近平の政敵の膝元である上海でも官僚の委縮、事なかれ主義が広まりイベントは密かに場所を移していた。それは正しく広報されず、インターネットを介して若者は集い、死んだ。事件は「自発的行為」とされ、責任を取ることを拒んだ当局からおざなりな対応を受けるに留まった

  • wearnotequal さん

    この件も先の中国新幹線事故、最近の南京爆発も原因は公表されない。すなわち教訓として残らず再発のリスクがある。この国の共産党支配に変化がない限り、負のスパイラルからは抜け出せないだろう。

  • おおきなかぶ さん

    この国は、とにかく共産党が第一なんですね。党内の権力闘争は常人には及びもつかない程の魑魅魍魎みたいですし。自分達の中だけで済むので有れば構わないが、周辺に影響を及ぼすから手に負えん。

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