乃木希典

福田和也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163662107
ISBN 10 : 4163662103
フォーマット
出版社
発行年月
2004年08月
日本
追加情報
:
20cm,163p

内容詳細

挫折、転機、純化、殉死…。世俗的欲望を断ち、自らを徹底的に純化する。彼は、なぜ有徳な人物を演じ続けたのか。日露開戦100年後に明かされる、乃木希典の実像。現代の日本を問う傑作評伝。

【著者紹介】
福田和也 : 1960年、東京生まれ。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶応義塾大学教授。文芸評論家として文壇、論壇で活躍中。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年には、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マッピー さん

    乃木希典については旅順で大量の戦死者を出したことと、明治天皇の死後殉死したことくらいしか知らないので、この本に書いてあることが一般的な解釈なのかはわからない。この本に書いてあるとおりの「徳」の人だったとして、軍人に必要なのはそれなのか?戦争は自己満足であってはいけない。大恩ある叔父と弟を西南戦争で敵として喪った時から、実は死に場所を求めて生きてきたのではないか、とも言われていて、なんだか「岳飛伝」の史進を思い出してしまったよ。乃木希典からは哀しさがこぼれてくる。(だからと言って将軍の無能はそれだけで罪だ)

  • Tomoichi さん

    「諸君!」連載時にも読んでいたが単行本で再読。再読までに福田恆存など色々な乃木論を読んだせいか新鮮な気持ちで読め、なぜか清々しい気分になりました。名将でも愚将でもない乃木の評伝。おすすめです。

  • 半木 糺 さん

    「諸君!」に連載された文章をまとめたもの。分量は少なく、本書に乃木希典と言う人物の本質を指し示すような批評的言説を求めるのは無理である。むしろ本書の特徴は著者が乃木を「人工美の信奉者」と規定し、その像に著者自身が感銘を受けていることである。本書は福田が依拠する「日本」が「人工物」であるということを物語っている。

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福田和也

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。著書に『日本の家郷』(三島由紀夫賞)、『甘美な人生』(平林たい子文学賞)、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』(山本七平賞)、『悪女の美食術』(講談社エッセイ賞)、『福田和也コレクション1 本を読む、乱世を生きる』、『世界大富豪列伝 19‐20世紀

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