伏 贋作・里見八犬伝

桜庭一樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163297606
ISBN 10 : 416329760X
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
追加情報
:
480

内容詳細

娘で猟師の浜路は、江戸に跋扈する人と犬の子孫「伏」を狩りに兄の元へやってきた。1匹の伏を追いかけ迷い込んだ地下道で、敵である伏から悲しき運命の輪の物語を聞き…。「週刊文春」好評連載を書籍化。

【著者紹介】
桜庭一樹 : 1999年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市ロンリネス・ガーディアン』と改題)で第1回ファミ通エンタテインメント大賞に佳作入選。2003年開始の“GOSICK”シリーズで多くの読者を獲得し、2004年に刊行した『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価されて注目を集める。2006年に刊行した『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を受賞。2008年『私の男』で第138回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • エンブレムT さん

    知ったような気になってはいるけれど、実は未読。それが私にとっての『里見八犬伝』だったりします。この『贋作・里見八犬伝』は、そんな私でも「潔いほどに本家とは別の物語だな」ってのがわかる作品でした。善と悪の立場も違い、八犬は狩られる側、主人公は彼らを狩る側の賞金稼ぎの少女です。そう、これは狩る者と狩られる者の物語。古の因がどのように果したか。『伏』を巡る因果の輪は、どのように閉じ、あるいは閉じなかったのか。目次からして江戸の瓦版『冥土新聞』の見出し風。物語としてではなく『読み物』としての面白さが満載でした。

  • 海猫 さん

    陰性でアングラ臭が漂っているのが影たちの物語らしさが出ていて良い。カオスなムードを装丁やイラストレーションが上手く醸しだしている。

  • nyanco さん

    「贋作」と付けちゃう桜庭さんらしいセンス、思いっ切り桜庭ワールドな里見八犬伝。伏姫も浜路も本当に魅力的!桜庭さん、女の子を描かせると本当に巧い。息子の冥土が贋作として、伏と呼ばれる犬と人の子「伏」のルーツを描く…という構成が非常に良く、浜路と信乃の天守閣での闘いシーンなど映像が目に浮かぶ様…と思っていたらなんとアニメ化決定しているんですね。骸骨犬の装丁も桜庭ファンのツボをちゃ〜〜んと抑えているし、ファンには楽しい一冊。八犬伝…?なんか苦手かも…と思わず軽い気持ちで読み始めれば、きっと楽しめると思いますよ〜

  • sk4 さん

    これは・・・ラノベ in 江戸時代? だって、無骨な兄のところに14歳の可愛い妹が突然やってきて、猟銃ブッ放したり、「その・・・結ばれてたんだ、ヨッ!」なんてしゃべり方、伏とのバトル中には貧乳チラリとか。 しかし、本物の南総里見八犬伝でも最初に登場する八犬士の犬塚信乃は、妖刀村雨丸をひっさげ、女装して登場する大男だったというから、そんなに大きくコンセプトを外しているわけでもない(??) 伏・贋作里見八犬伝、面白かったです。

  • れいぽ さん

    物語を流れる躍動感がクセになる桜庭版八犬伝。浜路と信乃の因果はどう決着するのか?狩る者と狩られる者、死を間に挟んだ関係は絆とも言い換えられるのかもしれない。贋作の部分はとびきりの面白さ!伏姫の人物造形は、まさに桜庭作品の王道だな〜。筋の通った浜路も凛としていて好きだw

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