終点のあの子

柚木麻子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163292106
ISBN 10 : 4163292101
フォーマット
出版社
発行年月
2010年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,199p

内容詳細

女子高生の友情はすぐに敵意にかわる…。やわらかく繊細な文章で、女子高生の微妙な心理を描く、第88回オール讀物新人賞受賞作「フォーゲットミー、ノットブルー」ほか全4編。注目の新人作家デビュー作。

【著者紹介】
柚木麻子 : 1981年生まれ。立教大学文学部卒。「フォーゲットミー、ノットブルー」で第八十八回オール讀物新人賞を受賞。柔らかく繊細な文章と巧みな心理描写が評価を受ける。初めての単行本は『終点のあの子』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ダイ@2019.11.2〜一時休止 さん

    連作短編集。デビュー作。女子高生の人間模様が描かれている。デビュー作から柚木さんらしいなって感じの女性視点のグループ関係でした。

  • タックン さん

    袖木さんデビュー作を含む短編集。10代の女子の繊細で周りばっか意識して必死に生きてる姿が瑞々しい&痛々しい。男でもそうだけど・・・・。でも女子の世界は厳しいなあ・・・。リアルでどろどろした感じをうまく描いてる。でもやっぱ女子は面倒だなあ。

  • なゆ さん

    女子高生の微妙でややこしい心理…憧れてるかと思えば嫉妬したり、妬んで僻んで羨んでひとりで焦って。クラスの中の大きな流れは何がきっかけで起こるか分からない。どのグループに属するのかとか、スクールカーストのような形でしか、今や学校生活って語れないのかな。「ふたりでいるのに無言で読書」の、クラス一華やかな恭子さんとオタクグループの早智子の夏休みの交流がよかった。嘘っぽくなく終わるのが、切ないけど。高校のころの事を思い返しながら、あの頃の誰かに重ねあわせながら読んだ。いろいろあったけど、キラキラしてたよな〜って。

  • lonesome さん

    これもまた青春。さっき高校女子サッカーの番組をちらっと観たあとに三話目の「ふたりでいるのに無言で読書」で雨の降る日に家での二人の会話を読んで涙が止まらなかった。朱里と希代子のすれ違いも切ないな。―そんなに嫌いなら、自分のことなんて、忘れてくれれば良かったのに。 最後のページでまた泣かされた。強そうに見えてもみんな弱さを隠して生きてる。それを正直にさらけ出せる場所があるといい。

  • ☆ゆう☆ さん

    今おすすめしたい柚木麻子さんのデビュー作。本当に女性の心理描写が上手である。多感で敏感な女子高生の感情がリアルに描かれている。友達を羨ましいと思うことは誰にでも経験があるだろう。しかしそれはちょっとしたことで陰険な嫉妬に変わる。「羨む」と「妬む」の紙一重さを改めて考えさせられた一冊。大学生の朱里には好感がもてなかった。自分がされてあんなに辛かったことを自分もしてしまうなんて、なんともふがいない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

柚木麻子

1981年生まれ。大学を卒業後、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞受賞。同作は、高校生が

プロフィール詳細へ

柚木麻子に関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド