サンタ・エクスプレス 季節風 冬

重松清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163276700
ISBN 10 : 416327670X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年12月
日本
追加情報
:
20cm,269p

商品説明

■内容紹介■
出産のために離れて暮らす母親を慕う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた表題作ほか寒い季節を温かくしてくれる12の冬の物語。

3月刊行の『ツバメ記念日』にはじまり、季節ごとに出版されてきた「季節風」シリーズの完結篇。季節の記憶と1人ひとりの物語がゆたかに融けあった力作短篇集です。
出産のために離れて暮らす母親を慕う5歳の女の子の素敵なクリスマスを描いた表題作ほか、「冬の散歩道」「お雑煮」「バレンタイン・デビュー」など、寒い季節を温かくしてくれる12の冬の物語です。

内容詳細

鈴の音ひびく冬が、いとおしい人の温もりを伝えてくれる。ものがたりの歳時記―「冬」の巻、12編。

【著者紹介】
重松清 : 1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、フリーライターに。91年『ビフォア・ラン』で作家デビュー。99年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。ルポルタージュ、時評、評論など小説以外のジャンルでの執筆活動も高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 文庫フリーク@灯れ松明の火 さん

    「いーし焼ーきいもーっ、おいもっ、あっつあつの、ほっくほく、あっつあつの、ほっくほくぅー」つい節付けてカオルおじさんの口上、まねしたくなります。こんなさり気ないおっさんで有りたいものです。田舎なので子供の頃、焚き火のお供はさつま芋でした。火傷しないよう軍手して、あっつあつを二つに折れば湯気立ち上ぼる黄金色。部分的に炭化しているのも愛嬌でした。塩振る知恵は無かったけれど、ガキ仲間で食べる焼き芋は美味しかった。タイトルが頭の中でリフレイン「あっつあつの、ほっくほく」がお気に入り。佳作揃いの短編集でした。

  • ともくん さん

    寒い冬の陽だまりのような暖かな作品たち。 心の底の方に陽が当たり、ポっと暖かくなってくる。 この季節風シリーズは、本当に暖かい作品ばかりで、大好きなシリーズになった。 今までの自分の中での短編集のイメージを覆し、短編集の新たなイメージを与えてくれた。

  • ゆうまっき さん

    今の寒いこの時期に、炬燵にでも入りながらほっこり読むのにぴったりな冬がテーマの短編集でした。少しせつなかったり、ホロッとしたり暖かくなったりするお話ばかりで、父と娘、双子を妊娠中で里帰りしてる母との交流を描いた「サンタ・エクスプレス」、父が亡くなり郷里で一人暮らしの母を想う「ネコはコタツで」が特に良かったです。

  • みっくす さん

    久々の重松さん、この季節にぴったりの短編集で、とてもほっこりしました。夫に先立たれ弱ってしまった母を息子の視点から見た「ネコはコタツで」、家族で初詣が行けなくて残念がるお父さん「ごまめ」、幼い頃から仲の良かった相棒との思い出「じゅんちゃんの北斗七星」が特に好き。重松さんの、働く世代のお父さんが主人公の話が好きだと改めて感じました。まだ未体験のこれからの試練を教えてくれるのだけれども、それは苦しいだけじゃなくていつも温かみを帯びている。

  • greenish 🌿 さん

    (文庫本で読了)出産で離れて暮らす母を想う子の素敵なクリスマスを描いた『サンタ・エクスプレス』、都会で暮らす息子の母を想う心情を描く『ネコはコタツで』ほか12の短編集。「季節風」シリーズの「冬」物語 ---焼き芋・白い吐息・コタツ・初雪・節分・・・冬の象徴をキーワードにしながら、誰かが遭遇したであろう小さな日常を暖かな空気に変えてくれる優しい一冊。 雑煮の餅の大きさで亡くした人の大きさを知る・・・一編一編が、我が事のように心に沁み入ります。こうした痛みを抱えながら、子から親になり家族を継いでいくのだろう。

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重松清

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞、14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載さ

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